東北電力女川原発では、度重なる地震により、度々緊急停止や、非常用電源の消失が
起こっているが、福島第一原発の事故を経ても尚、その緊急時の対応には、疑問が
残っている。 そもそも、女川原発は、世界一の地震群発地域の真上に位置しているため、
震度5強程度の地震であれば、月に2回程度は発生している。
福島第一原発で事故が発生した際にも、周辺自治体への連絡が遅れた事によって、
本来であれば、無用な筈であった周辺住民の被爆問題が起きたが、有事の際の
周辺地自体への緊急連絡網を早急に確立して欲しいところ。
尚、福島第一原発での事故の際には、東電社員が地域住民を無視して、我先に
第二原発へと自主避難をしたのは、まだ記憶に新しい。 こんな動画を堂々と
映像センターで流しておきながら、言っている事とやっている事に乖離が見られる
東北電力は、余り信用出来ない。
出典:河北新報
東北電力女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)で2015年9月下旬、外部電源が失われ非常用発電機が作動した問題で、東北電の原田宏哉社長は28日、周辺自治体への連絡が遅れたことについて「社会的にどう受け止められるかの感度が鈍かった。 地域に迷惑を掛け申し訳ない」と陳謝した。原田社長は定例記者会見で「東京電力福島第1原発事故以降、電源喪失や冷却設備の停止は地域の一大関心事になった」と説明。 同様の事態が発生した場合には「速やかに発表していきたい」と述べた。連絡が遅れた周辺自治体は原発から30キロ圏内にある緊急時防護措置区域(UPZ)の登米市など5市町。 東北電は法令や安全協定に定めがないことを理由に挙げていたが、地元からは改善を求める声が出ていた。国や立地自治体にはトラブル発生直後に自主的に連絡していた。