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    カテゴリ: 北ヨーロッパ

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    デンマークは、北ヨーロッパの小さな国で、北海とバルト海の間に位置している。
    この国は、昔から重要な交通の十字路であった。 その主な港である
    コペンハーゲンは、現在でも世界一の商業の中心である。 半島と数多くの
    島々から成り立っているため、国土内のどこも海に近い。 その結果、人々は
    早くから海上交通と貿易に通じていた。

    紀元前800年から1050年に至るバイキング時代を経て、この国は、バルト海
    地域の強大国となり、ノルウェーの全部とスウェーデンの広い部分を支配した。
    14世紀から18世紀に掛けて、デンマークは、ドイツの商人や諸侯から挑戦を受け、
    続いてスウェーデンと対立した。 度重なる戦争の結果、1814年までに、
    デンマークはノルウェー等の海外の領土を殆ど失った。

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    この国は、19世紀半ば以降、ずっと立憲君主制を続けている。 この政治形態では、
    憲法が人権を保障し、選挙で選ばれた立法機関が法律を定めている。 デンマーク
    国王の権力は、多分に象徴的なものである。 デンマークは、国民に対して、最初の
    無料教育を保障した国々のひとつである。 教育の無料化と社会保障制度によって、
    デンマーク人は、世界で最も高い生活水準に達することが出来た。 この種の
    数多くの制度と施策を維持するため、人々は高い税金を払っている。

    20世紀後期までは、デンマークは経済的に繁栄していた。 しかし、1970年代半ば
    以降、物価の上昇と失業率の増加に悩まされている。 その上、ヨーロッパ諸国の
    共同体であるEUへの加盟について、人々の意見が分裂している。 この国の
    経済の将来は、ヨーロッパとの国々との貿易を上手く続けられるかに掛かっている。

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    【労働環境】
    スウェーデンでは、会社がその従業員を大切にするのは極当たり前のことであり、
    管理職と一般従業員がひとつになって働くことが奨励されている。 皆がチーム
    作りのために協力し、重役であったとしても、カジュアルな服装をし、重役室も
    簡素である場合が多い。 受付係も置かず、重役が自分で電話に出る。 この
    スウェーデン式の経営は、世界で賞賛されている。

    また、スウェーデンでストライキが起こることは殆どない。 政府、労働者、
    産業界、それそれのリーダー達が緊密に連携しを取って問題を解決している。
    この体制においては、労働組合が極めて重要な役割を果たしている。

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    【失業率】
    1970年代から80年代に掛けて、ヨーロッパの殆どの国々では経済状態が悪く、
    失業者が沢山居た。 しかし、スウェーデンでは正反対であった。 全ての職を
    満たせるだけの国民が居なかったのである。 この時期に、仕事を求めて移民が
    スウェーデンに来るようになった。 その多くは、チリ、パレスチナ、ソマリア、
    イラク、イラン等からの難民で、武力衝突等のために、母国を離れなければなら
    なかった人達であった。

    スウェーデン政府は、スウェーデン国民と同様のチャンスを新たにこの国に来た
    人達にも与る事に努めた。 しかし、1990年代に国の経済が悪化し始めると、
    それは極めて難しくなった。 移民だけはなく、この国の多くの人達にとっても、
    仕事を見つける事は困難になった。 1990年代中頃には、スウェーデンに住む人の
    10人に1人が失業者という状態であった。

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    【新しい取り組み】
    一部の人々は、新しい取り組みを求め始めた。 2006年9月、穏健党の率いる4党
    連合が、それまで70年近くの大部分の間政権の座にあった社会民主党から政権を
    奪った。 そして、穏健党党首のフレデリック・ラインフェルトが首相に就任した。
    新政権は、雇用を増やし、福祉手当を削減することに乗り出した。 しかしながら、
    この4党連合は、競争力のある産業と強固な福祉制度とを兼ね備えたスウェーデン
    方式を今も変わらず支持している。

    世界の人々は、スウェーデン・モデルと呼ばれるこの方式を賞賛している。 この
    方式の成功は、スウェーデン国民の特性に掛かっている。 彼らは、良識を働かせる
    事を喜びとし、そして妥協する事をも喜ばしい事と考える国民であるため、
    スウェーデン人は、この方式を誇りを持ち、自分達は他の国々が見習う事の出来る
    ひとつの見本を示していると思っている。

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    【変化の世紀】
    1800年代、スウェーデンの人口は急増したが、それに見合うだけの職は
    なかった。 何千人もの人々が新しい生活を求めて移民となり、スウェーデンを
    旅立った。 1850年から1930年代までに、130万人がアメリカ合衆国に移住した。
    その間にスウェーデンの経済は向上した。 鉄道や運河により、交通の便が良く
    なった。 製材と木材パルプ工場がスウェーデンの産業の基盤だった。

    1842年には、議会の決定により、小学校で無償教育が始まった。 教育を受けた
    人が増えるにつれて、人々は政治運動や労働者団体、労働組合に参加するように
    なった。 長い間の運動が実り、1921年、この国の全ての成人が国会議員選挙の
    投票権を得た。

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    【スウェーデンモデル】 
    1900年代には、産業化が急速に進展した。 仕事を求めて、沢山の人達が
    ストックホルム、マルメー、イェーテボリ、その他の都市に移り住んだ。
    1936年、スウェーデンの政治家達は、福祉国家としての発展に着手した。
    政府は失業者や病気の人達にお金を支給した。

    強い労働組合と福祉制度のお陰で、スウェーデンは産業の繁栄を労働者のための
    好条件に繋げた国として知られるようになった。 これは『スウェーデンモデル』と
    呼ばれている。

    このスウェーデンモデルは、実際に十分な成果をもたらした。 労働組合が強く、
    社会民主主義勢力が政権に就いている場合、所得の不平等が低く、福祉サービスが
    包括的で、雇用とインフレ、賃金と投資、および、成長と社会政策の間の
    トレードオフが緩和されていることを示している。

    スウェーデンの教育は、私立も含めて、小学校から大学院まで全て無料である。
    学校では、教科書や教材はもちろん、給食まで無償となっており、個人が使う
    ノートさえ支給される。 自治体によっては、通学定期ももらえるという。
    スウェーデンでは、手厚い奨学金制度が整い、海外留学でさえ奨学金が支給される
    ため、親の所得や当人の財産などには全く関係なく、誰でも無料で大学や大学院で
    学ぶことができる。

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    現在のスウェーデンは、多くの国々と同様、新たな課題に直面している。
    経済の活性化を求める声もあるが、今もスウェーデンモデルを支持する国民は多い。
    彼らは、極端な不平等をなくすというスウェーデンモデルの基本的意図は当たり前の
    事と信じており、彼らにとっては、その信念がスウェーデン国民としての大切な
    部分を成している。 それが、スウェーデンを世界でも高水準の高福祉国家たら
    しめた理由なのかも知れない。

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    貴族のグスタフ・エリクソン・バーサは、『ストックホルムの大虐殺』を免れ、
    軍隊を組織し、クリスチャン2世をスウェーデンから追い出した。 これにより、
    カルマン同盟は崩壊した。 1523年6月6日、グスタフは、スウェーデン国王に
    選出された。 スウェーデンでは、この日を建国記念日として、今も祝っている。

    グスタフは、君主制を強化し、軍隊も変えた。 それまでの軍隊はたいてい、
    戦争が起きると招集され、戦いが終われば家に帰された。 しかし、グスタフの
    軍隊は、戦争があろうとなかろうと、常に集団をなしていた。 ヨーロッパの
    キリスト教がカトリックとプロテスタントに分裂した時、グスタフはルター派
    というプロテスタントの一派を選んだ。 カトリック教会の財産と土地支配権は、
    国のものとなった。

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    それまで、スウェーデン国王は、貴族から選出されていた。 1544年、議会で
    法律が変えられ、国王の子孫が王位を継ぐことになり、グスタフの一族による
    バーサ王朝が1818年まで続いていた。 1600年代には、グスタフ2世アドルフを
    はじめとする王たちが、バルト海周辺の土地を征服し、スウェーデンをヨーロッパ
    屈指の強国にした。 しかし、1709年、スウェーデンは、ロシアに敗れた。
    その10年後、国王の権限の多くが議会に移された。

    1700年代、ヨーロッパの思想家たちは、人間は理性を用いることによって、知識と
    自由を探求するべきだと主張した。 この啓蒙思想と呼ばれる考え方を持つ人達の
    中には、植物学者のリンネウスや物理学者のアンデルス・セルシウス等の
    スウェーデン人もいた。 国王グスタフ3世は、芸術の黄金時代を支えた。 グスタフ
    3世は、議会から権力を奪い返したが、敵も多く、1792年に舞踏会で暗殺された。

    1805年、国王グスタフ4世は、フランスに対抗するヨーロッパ諸国の同盟に
    加わった。 当時、フランスを率いていたのは、ナポレオンと同盟を結んだ
    ロシア軍が、13世紀からスウェーデンの領土になっていたフィンランドの大部分を
    占領した。 この敗北の後、グスタフ4世は、王位を退くことを余儀なくされた。

    新国王カール13世には子供がいなかった。 スウェーデン議会は、フランス軍人
    ジャン=バティスト・ベルナドットを皇太子に選出した。 彼の率いるスウェーデン
    軍とその同盟軍は、1813年にナポレオンを破った。 和平調停の中でノルウェーは、
    スウェーデンの支配下に置かれることになり、スウェーデンとノルウェーの同君
    連合が1905年まで続いた。 ベルナッドは1818年、カール14世として即位した。

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    700年代に後半になると、スベア人をはじめとするスウェーデン、ノルウェー、
    デンマークの氏族たちは、ヨーロッパの北部沿岸を襲うようになり、バイキングと
    呼ばれた。 バイキングとは、彼らの使っていた古代スカンジナビア語で『海賊』を
    意味する。 彼らは、バイキング船に乗って、遠くスペインやイタリアまでも
    襲撃した。 後にはヨーロッパ人として最初に大西洋を横断し、北アメリカ大陸に
    到達した。

    彼らの多くは、人を襲い、盗みを働くだけの海賊だったが、なかには、辿り着いた
    場所に定住して農民となる者もいた。 更に、商人になる者もいた。 スウェーデンの
    バイキングは、バルト海を渡ってヨーロッパの川へと船を進め、内陸まで入って
    行った。 そして、奴隷、ハチミツ、毛皮、琥珀などの交易で富を成して行った。

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    【キリスト教の国】

    キリスト教の宣教師達が最初にスウェーデンにやって来たのは、800年代から
    900年代の頃となっている。 1008年、ヴェスティルイェータランドの王、
    オーロフ・シュットコンヌングが洗礼を受けた。 オーロフは、自らを
    スウェーデン国王と名乗った。 オーロフや後継の王達はが多神教徒と戦い、
    1100年代にスウェーデンは、キリスト教の国となった。

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    【貿易と同盟】
    1300年代になると、スウェーデンでは、ドイツの商人が勢力を持つようになった。
    彼らは、北ドイツに基盤を置く承認の組合、ハンザ同盟に属する商人だった。
    ハンザ同盟の商人達は、ストックホルムと度とランド島のビスビューに拠点を
    設けていた。 その他にも交易都市が発展して行った。 スウェーデンの貴族は
    裕福になり、権力も強くなった。

    1389年、スウェーデンの貴族達が国王アルブレヒトに対して反乱を起こした。
    貴族達を後押ししたのは、ノルウェーのマルグレーテ女王で、女王はデンマークも
    支配していた。 アルブレヒトは破れ、1397年、マルグレーテの姪の息子である
    エリクが、スウェーデンとノルウェーとデンマークの王となる同盟が結ばれ、
    エリクがカルマルで即位した。

    このカルマル同盟を結んだ3国の間で争いが起きた。 1471年にスウェーデンが
    デンマークの国王クリスチャン1世を倒した。 1520年には、デンマーク国王
    クリスチャン2世がスウェーデンを侵略した。 クリスチャン2世は、スウェーデンの
    貴族達を晩餐会に招き、82人の貴族を打ち首にした。 これは、
    『ストックホルムの大虐殺』として知られている。

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    スウェーデンの地に最初に人がやって来たのは、およそ1万年前、最後の氷期の
    終わり頃だった。 彼らは、トナカイを狩り、果物や木の実を採ってあちこちに
    移動していた。 氷が溶けて来ると、人々は小舟に乗って、湖や川を通り、更に
    北へと移動した。 考古学者たちは、彼らの使った火打ち石、弓矢、魚を捕る
    ための槍などを発掘している。

    紀元前約4,000年頃から、スウェーデン南部では、人々が定住し、農耕を始める
    ようになった。 彼らは、穀物を栽培し、牛を飼った。 死者を埋葬する塚を作り、
    岩に彫刻や絵を施した。 紀元前約1,500年には、南部の人達は、小舟でバルト海を
    渡り、更にドナウ川に沿ってヨーロッパ本土まで入ったりして、交易をするように
    なった。 こうして船による旅の中で、商人達は、青銅の作り方を身に付けた。
    一方、北部では、その間も変わらず、人々は狩猟と採集の暮らしをしていた。

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    西暦1世紀に、スウェーデン人は、ローマ帝国との交易を行っていた。 ローマの
    作家タキトゥスは、西暦98年に表した著書『ゲルマニア』の中で、スウェーデン人
    について記し、彼らを『スイオーネス』と呼んでいる。 タキトゥスによれば、
    彼らは、たくましい男達で、船団を組み、強力な武器を持っていた。 これが
    スウェーデン人について書かれた最古の文献である。

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    西暦500年頃、好戦的なスベア人がスウェーデン南東部で勢力を持つように
    なった。 スベア人は、彼らの王が死ぬと、その遺体を現在のストックホルムの
    北にあるウプサラに埋葬した。 ウプサラには王宮があり、スベア人が信仰する
    オーディン、フレイ、トールという神々を祀る神殿もあった。 スウェーデンの
    人々は、自分達の国をスベリエと呼ぶ。 これは、『スベアの地』という意味。

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    日本では、財務省によって国立大学の学費の大幅な値上げ案が提案され、
    財政制度等審議会において、既にその案の実施が可決されているのだが、
    世界では、大学の学費が無料の国がむしろ多く、先進国の中で、大学の
    学費が有料、かつ、高額なのは、英語圏と日本のみとなっている。

    >>日本の学費は世界一高い?

    高福祉国家としても有名な北欧諸国では、国民の大学の学費は全て
    無料となっており、その中でも、スウェーデン、デンマークは、2012年から
    EU圏以外の留学生は有料となったが、フィンランド、ノルウェーでは、
    未だに外国人でも学費が全て無料となっている。



    フィンランド、ノルウェーでは、これプラス、大学生であれば誰でも返済
    不要の奨学金として、毎月550ユーロ(約7万2千円)が政府から支給されている。
    スウェーデンでもCSNという同様のシステムが存在しており、大学生として
    フルタイムで勉強していれば、奨学金として、給付型約1万円(704SEK)、
    返済型約2万5千円(1772SEK)を毎週貰うことが出来る。 これを一ヶ月に
    換算すると、返済不要の給付型4万円、返済型約10万円を合わせた、合計
    14万円程貰う事が可能。 これは、所得に関係なく、希望者全てに支給される。

    >>【ドイツ】外国人でも学費が無料の国

    北欧諸国の大学では、英語での授業も充実しており、近年では、学費の高い
    アメリカやイギリスからも学生達がわざわざやって来る程。 アメリカや
    イギリスの場合、日本同様、学費が非常に高額な事でも有名だが、日本
    以外の国では、これを補うという意味で、返還不要の給付型奨学金が用意
    されているため、世界で最も劣悪な大学環境は、日本という事となる。
    日本でも、奨学金は用意されているものの、その殆どが返還型であり、かつ、
    その利率がかなり高く設定されているため、日本の大学生は、大学卒業と
    同時に、ローン返済地獄が始まる。 よって、例え、奨学金を貰っていたと
    しても、学生生活中にはアルバイト生活に明け暮れ、学業がおろそかに
    なる事が多い。

    >>『奨学金』という名の学生ローン地獄

    近年、問題となっている、奨学金の返済問題や、ブラックアルバイトは、
    このような学生の弱みに完全に付け込んでおり、商売第一主義者らによる、
    国家破綻の道でしかないという事を認識している日本の大学生は、
    どれぐらい居るだろうか?

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    日本は、OCED加盟国中、学費に対する公的支出が最も低い国としても
    知られており、『学問軽視』のこの政策は、学生が国の将来を担う『国の宝』
    という意識が欠落しているところから来ているため、学問をも『金儲けの場』
    として、国民を利用しているからに他ならない。

    尚、北欧諸国では、政府が税金を投入して『フォルケホイスコーレ』と
    呼ばれる『国民学校』のようなものが運営されており、国民が学費面でも
    安心して自由に学べる環境が整えられている。 ドイツでは、同様に、
    『フォルクスホーフシューレ』が政府によって運営されている。

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    これらの学校では、その学校にも寄るが、生活費込みで、月約10万円程の
    費用のみで、授業料、食費、住居費、光熱費、全て込みで学ぶ事が出来る。
    特に、デンマークとノルウェーでは、英語での授業が非常に充実しているため、
    デンマーク語やノルウェー語が例え出来なくても、英語で授業が受けられる
    体制が整っているため、やみくもに英語圏に高額の授業料を支払ってまで
    留学をするのであれば、むしろ、学費が無料な北欧諸国への留学を
    お勧めします。 尚、ドイツ語圏やフランス語圏でも大学は、無料と
    なっているが、北欧諸国程、英語での授業が少ないため、ドイツ語や
    フランス語が出来ない学生には、余りお勧め出来ない。

    デンマーク、ドイツ、フランスには、『ワーキングホリデー』の制度も
    あるため、この制度を利用して、月10万円程度の授業料+生活費で何もかも
    済ませられる現地の『フォルケホイスコーレ』で学ぶという選択肢を検討して
    みる価値は十分にあると思う。

    >>【悲報】 財務省が「国立大学の授業料」の値上げを提案!

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    ブログネタ
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    駐日デンマーク大使館の公式ツイッターアカウントでは、定期的に同国の労働環境に
    関する内容をツイートしており、ブラック企業と長時間労働に苦しんでいる日本の
    ツイッターユーザーから「羨まし過ぎる」といった声が続出している。

    「デンマークでは、年5週間の有給休暇が認められています。 実際には6週間以上
    取得できる職場も多いようです。 全ての人が有給休暇をほぼ100%消化します」
    これはデンマーク大使館が10月に投稿した内容。 これに対して、日本の有休取得率は
    47.6%(2014年・厚労省調べ)。 旅行サイトのエクスペディアが毎年発表している主要
    25か国の有休取得率でも、日本は例年最下位レベルに沈んでいる。

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    残業の翌日は早めに退社。 初任給も高く「生活残業」も不要


    他にも羨ましい投稿がたくさんある。 まず、労働時間は「37時間(1日平均7.4時間)」で、
    実際に企業によっては37時間以下に定められていることもある。 更に、「残業」の規定が
    ない職場もあるという。

    残業がほとんどない上、フレックスタイム制の中で処理する企業も多く、前日遅くまで
    働いた場合は早めに帰るなどして労働時間を調整するのだそうだ。 同大使館は、
    「職種毎組合の力によって、初任給からある程度の高給であることも背景にあります」
    とも説明しており、日本のように残業代目当ての「生活残業」をする人もいないのだろう。
    なお、日本の労組は企業別になっており、雇用の維持と引き換えに長時間労働やサービス
    残業に口を出さない「御用組合」も少なくない。

    更に、デンマークでは、残業が発生した場合には「代休」と「残業代」のどちらかを選ぶ
    ことができる。 例えば、月12時間残業だと、35%増しの16時間12分、つまり2日間分の
    代休を取得するか、残業代をキャッシュでもらえる。 
     
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    最低賃金2000円なのに「ビジネスのしやすい国」3位

    ホワイト労働環境のデンマークだが、決して生産性が低いという訳でもない。 1時間
    あたりの労働生産性は、59.5ドル(2012年)で、OECD加盟国中7位に入っている。
    尚、日本は40.1ドルで20位。 連日残業して一生懸命働いているのに、デンマークに
    敵わないのが非常に悲しい。

    また、同大使館の投稿によると、デンマークの最低時給は110クローネ(約2000円)と定め
    られており、こちらもかなり高い。 それでいて起業しにくいということもなく、世界銀行の
    「ビジネスのしやすい国」ランキングでも、同国はシンガポール、ニュージーランドに続いて
    3位に入っている。

    同大使館は、他にも自国の生活環境を自慢する投稿をツイートしている。 大学院まで
    全ての教育は無料で、全ての学生に月8万円が支給される。 更に、医療費も無料で、
    18歳になるまで子ども手当も出る。

    消費税25%でも「幸福度ランキング3位」は国会議員の差?

    こうした北欧特有の福祉の厚さの背景には、世界有数の産油国であることの他、25%の
    消費税に代表される高い税金があるが、多くの人が納得しているのだろう。 国連が発表
    した2015年の「世界幸福度ランキング」でも同国は3位になっている。

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    【デンマークの高福祉を支える数】

    ・出産費用、保育園から大学までの教育費が無料。 
    ・子供には毎年国から18才20万円の児童手当が支給される。
     大学生には国から毎月8万円支給される。 
    ・結婚式、葬式が無料。
    ・失業の際には、それまでの収入の90%が4年間支給される。 
    ・デンマーク人はほとんど貯金をしない。 税金が貯金通帳だと思う人が多いため。 
    ・OECD加盟国の中で一番貧困率が低い。
    ・民主主義指数世界3位。
    ・公務員と政治家がクリーンな国ランキングで世界2位。
    ・世界平和指数ランキングで2位。
    ・国連の発表した幸福度指数で世界1位。
    ・医療費が無料。 入院費用、歯医者も無料。
    ・介護サービスが無料。
    ・年金は掛け金なしでも支給される。

    出典:キャリコネニュース

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    誰もが大好きなサンタクロース。 フィンランドの北極圏に住む本物の
    サンタクロースからクリスマスのこの時期に、心温まるメッセージが
    届く事をご存知だろうか?
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    サンタクロースからの手紙 
    は、フィンランドのロヴァニエミ市に実在する
    サンタクロース村のサンタクロースグリーティングセンターから国際郵便で
    送られて来る。 お手紙の絵柄やデザインはフィンランドでは有名な、
    絵本作家やイラストレーター、国際郵便切手を手掛けた画家などの作品。
     
    pht_01

    サンタクロースからの手紙は、毎年新しく制作されており、世界各国の言語で
    作られるため、日本語もある。 封筒にはフィンランドの国際郵便切手が貼られ
    消印はサンタクロース郵便局のものが押される。

    遥か遠く、北極圏のサンタクロース村から届く本物の「サンタクロースからの
    手紙 
    」は大切な人のクリスマスに、きっと夢と笑顔を届けることでしょう。 



    【サンタクロース事務局】
    東京都千代田区神田錦町2-9 岡田ビル4F
    共信商事株式会社内
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    フィンランドは、国民全てが、必要最低限の生活をおくるための費用として、
    国民全員に非課税で一律1カ月800ユーロ(約11万円)のベーシックインカム
    支給するための調査に入った。 この制度の導入の最終的な決定は、2016年11月
    までに行われる見通しとなっており、フィンランドが世界で初めて、
    ベーシックインカム制度を導入する国家となるかも知れない。
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    ベーシックインカムを導入する際の利点としては、生活保護をはじめとする、
    政府による全ての社会的な福祉給付金の支給を取りやめて、ベーシックインカム
    として一本化出来るところにあるのだが、現代の社会福祉制度は、かなり複雑化
    しており、ベーシックインカムのみに統一し、その制度自体を簡素化出来るため、
    公務員への人件費も削減出来る。 また、中抜き等の損失も抑えられるとしている。

    最近行われたフィンランドの世論調査では、国民全体の約69%がこの制度の導入に
    賛成の意見表明を行っており、国民の期待は大きい。 
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    現在、オランダでも同様の動きが広まっており、ベーシックインカム制度導入の
    ための試験制度が、来年度からユトレヒトで導入される事が既に決定している。

    これまでに、このベーシックインカムを導入した国はないが、フィンランドか
    オランダで正式に導入が決定されれば、その他の国々への波及も期待出来るため、
    これからもこの両国からは目が離せない。

    尚、つい先日、『フィンランドが世界ではじめてベーシックインカム導入へ』と
    報道されたのは、誤報で、元々は、海外のニュースサイトが「フィンランドが
    ベーシックインカム導入を計画中」と報道したのが発端となり、日本のニュース
    サイトが「導入することを決定しました」と誤って翻訳し、更に、この情報を
    ライブドアニュース等が掲載・拡散した事から大きな話題となったもの。 尚、
    ライブドアニュースでは、一時『フィンランドが世界初のベーシックインカムを
    導入決定 毎月11万円支給』というタイトルで記事を掲載していたが、現在は
    『導入決定』→『導入へ』に修正している。

    日本では、既に年金制度が破綻し、生活保護等の社会的な救済制度が全くと言って
    良いほど機能していないため、日本政府にも早急にこのベーシックインカムの導入を
    検討して欲しいところ。

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    6月6日はスウェーデンの建国記念日となっており、スウェーデン中が、青と黄色の
    スウェーデン国旗色に染まる。 元々、この日は、休日ではなく、『スウェーデン国旗の日』と
    されていたが、国民の祝日ではなかった。 移民としてスウェーデンにやってきた人たちが
    スウェーデン人に疑問を投げ掛けたため、この日が建国記念日として制定されたのは
    1983年とかなり最近の話。 2005年からは、国民の祝日となったが、この日が祝日と
    なったために、スウェーデン経済の活性化を考慮して、他の休日が廃止された。
     
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    1523年にグスタフ・ヴァーサがスウェーデンの国王となり、国として独立した日が6月6日と
    なっており、更に、1809年にスウェーデン議会が成立したのも同じく6月6日であったと
    言われている。 1523年から数えて、建国記念日として祝日になるために要した時間は、
    実に500年近くという事になる。 この日は、ストックホルムの王宮が無料で公開され、
    様々なイベントが開催されるものの、大々的に国を挙げて建国記念日を祝うすぐお隣の
    ノルウェーと比較をすると、非常に質素な感じが否めない。 この違いは、常に独立を
    維持し続けたスウェーデンと、スウェーデンやドイツの支配を受けていたノルウェーの
    違いとして、非常に興味深い。

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    世界の先進諸国は等しく少子化の悩みを抱えている。 そんな中、家族
    政策により、出生率を回復させている国がスウェーデンとフランス。
    スウェーデンでは、出生率が1999年で1.5で最低となり、2010年には
    1.98と回復している。 この著しい回復は、1999年から導入された育児
    休暇の充実と密接に関係している。

    【世界の出生率】
     
    1899

    福祉が非常に充実しているスウェーデンでは、父親と母親両方を合せて、
    年間で480日間(約16カ月)の有給育児休暇を取得する事が出来、そのうち、
    390日間は休暇前の給与水準の約80%が支払われる事になっている。
    残りの90日間は、一日約2800円の定額給付となっている。 

    この16カ月のうち、これまでに父親が取得出来る育児休暇は2カ月間のみ
    だったが、スウェーデン政府が2015年に新しく見直した制度では、その期間が
    更に1カ月間延長され、合計で3カ月間の取得が可能となった。 育児休暇は、
    子どもが8歳になるまで自由に取得する事が出来、新たに子供が生まれる
    度に、育児休暇日数が加算されるため、子供が多い家庭ほど、休暇日数が
    増える計算となる。

    【スウェーデンの育児休暇取得率】 
    2221

    積極的な育児参加を推進するため、この育児休暇は、使わないと消滅して
    しまう制度となっているため、この育児休暇を取得する父親が飛躍的に増え、
    現在、スウェーデンでは、約80%の父親が、この育児休暇を取得している
    また、子供が8歳の誕生日を迎えるまでは、勤務時間を最大で25%短縮する
    事も可能となっており、上記の480日間の休暇も、全てまとめてではなく、
    数回に分けての取得も可能となっている。 また、スウェーデン政府は
    16歳未満の子供がいる家庭に、子供ひとりあたりにして、月々およそ
    125ドルの児童手当も提供している。 
     
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    スウェーデン政府が男女平等での育児を促進する事を目的として育児休暇を
    導入したのは1995年からで、父親が60日間の育児休暇を取得出来るように
    なったのは2002年からとなっている。 元々はスウェーデンも日本と同様に、
    男性の取得率は女性の取得率の10%と、非常に低いものであった。 そこで、
    取得率を上げるために、1999年に父親専用の育児休暇が法的に作られる
    事になった。

    【日本の育児休暇の取得率】 
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    日本では最大で、1年6ヶ月の育児休暇を取得出来る事にはなっているが、
    日本男性の育児休暇取得率は、民間企業で2.63%、国家公務員で1.89%
    なっている。 日本では父親が休暇を取得する際に、働いていた時の賃金の
    最大50%が給付される事にはなっているが、現実的には、ほとんど制度を
    利用出来ない環境だと言える。

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