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日本ではなかなか伝えない世界各地の真実を伝えます。

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    2015年02月

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    シンディ・ローパーが2012年3月5日(月)、東日本大震災で津波の被害を受けた
    宮城県石巻市立大街道小学校を訪れ、子どもたちに桜の苗木10本と元気を贈った。
    震災が発生した2011年3月11日に、日本公演のために日本へ向けて飛行中だった
    シンディは、我々日本人と一緒に震災を目の当たりにした。 災害発生により、
    7時間も遅れて、横田基地へと着陸したものの、多くの外国人が日本を離れる
    中にあって、彼女は『こういう時こそ音楽で力を与えたい』と帰国せずに、
    公演と募金活動を行ってくれた。



    震災から1年が経過し、シンディは再びツアーのために日本を訪れ、過密な
    スケジュールの中の唯一のオフを返上し、作詞家の湯川れい子と共に石巻市へと
    向かった。 今回訪れた石巻市立大街道小学校は、震災時に津波で校舎の1階が
    水没し、児童や近隣からの避難民500人が屋上に孤立してSOSの文字を掲げて
    救出を待った場所である。

    シンディは151人の児童が待つ体育館に両手を振りながら現れ、大きな手拍子に
    合わせて『ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン』の生歌を披露した。
    シンディは、生徒一人一人とサインや握手を行い、温かい心のこもった交流を
    行った。 また、シンディは、子どもたちに『寄付金ではなく形に残るものを』と
    桜の苗木(1.5m)10本を手渡し、復興のシンボルとしての願いをこめた。



    子どもたちは『もとの石巻に戻って、桜をみんなで見られるように、育てて
    いきたいです』と話した。 また、同小学校の校長先生は『世界的スターである
    シンディ・ローパーが来校するというご提案を頂いて、大変驚きましたが、
    何よりも、直接子供たちに声を掛けて頂ける事が励みになります。 震災以来、
    世界中からメッセージは頂いたのですが、ご本人がいらっしゃるという事は
    ないので、日本に来てくれて言葉を掛けて頂ける事が本当にありがたいです』
    と語った。



    『今回、湯川れい子さんのサポート、コーディネートでこの訪問が実現した。
    木を植える、育てるという事は、復興、再生という意味があります。 瓦礫を
    集めて片付けて、そこに土を入れて木を植えて育て、そこに高い防波堤を
    作れば、再び災難が起こらないように次の予防にする。 災難に備える事にも
    繋がります。 私が有名であるという事を使って世界からこの地が注目され、
    忘れられないでさらに支援が集まれば、まさに私がここに来た意味があります。
    子供たちには、私たちが本当にみな子供たちの事を思っているという事を
    分かって欲しい』とシンディ・ローパーは語った。

    震災からちょうど1年となる2012年3月11日には、東京・Bunkamura
    オーチャードホールでコンサートを開催し、このコンサートの模様は全国
    14ヶ所の劇場で同時生中継された。 被災地の宮城・石巻市、名取市、岩手・
    北上市、福島・福島市の4館では、無料でのライブ中継も行われた。 被災県
    以外の会場での収益金は、日本赤十字社を通じて、被災地に全額寄付された。
    帰国後の 再来日を誓ったシンディの約束は果たされた。 シンディが日本の
    復興にかける想いは、今もなお変わらない。



    その後、シンディは、津波によって波を被ってしまった『被災ピアノ』を修理の後、
    3台を石巻市に寄贈した。 2台は市内の小学校に寄付されたが、残りの1台は、
    石巻駅前にある市立病院ロビーに展示してある。

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    今から30年以上も前から、99%の確立で起こるであろうと予想されていた
    東日本大震災。 その最大の被災地である宮城県石巻市で、唯一患者の最後の
    砦として機能し続けたのが、石巻赤十字病院。



    市内にある他の病院は、津波災害により、電源の確保出来ずに、ほぼ全ての
    機能が麻痺したが、石巻赤十字病院だけは、緊急時用の自家発電装置を備えて
    おり、かつ、独自の免震構造により、被害を最小限に抑える事に成功した。
    これだけの大災害であったにも関わらず、石巻地域では、唯一の救護施設
    となり続け、最大で約2万人の患者を受け入れた。 このような事例は、他の
    地域では前例がなく、震災の教訓として、被災後に石巻赤十字病院を訪れる
    医療機関は少なくない。



    常に大災害を想定して、避難訓練等を行っていたため、病院内が大きな混乱に
    巻き込まれる事もなかった。 但し、1日に数千名の患者を受け入れ続けたため、
    病室は全て埋まり、廊下やロビーにまで、患者の他にも、家を流された人々が
    溢れかえった。

    現在、被災地の沿岸部では、医師や医療機関が不足しており、医療空白地帯とも
    呼ばれている。 これからの高齢化を考えると、地方にこそ、充実した医療
    機関が必要だが、予算等に問題により、それもままならず、今後も起こるで
    あろう大規模災害に対しても大きな課題を残したままとなっている。

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    2014年3月1日に東京⇔仙台間が全線開業を果たす、常磐自動車道。 『東北の復興の
    起爆剤にしたい』と、安倍晋三首相が全線開通を急がせた、『復興の目玉』。 但し、
    東北でこの高速道路の開業を望む人間は、皆無に等しい。 高速道路は無料で通行
    出来る福島県民とな異なり、宮城県民の場合は、たとえ被災者であっても、高速道路の
    通行は全て有料であるのと、そもそも、宮城県側から福島県に行く人間がかなり少ない。

    この周辺は、福島県と言えども、郡山や福島市よりも、仙台との繋がりの方が強い場所で
    あるため、高速道路が開業すると、どうなるかと言うと、ストロー現象により、仙台へと
    人口が吸い寄せられる可能性が非常に高い地域。 よって、『地元へ帰還したい』と言う
    地元の人たちの願いとは裏腹に、その真逆となる可能性を秘めている。
     
    002

    今のところ、高速バスは、新規開業区間の常磐自動車道を通らない予定だとか。
    仙台⇔いわき間の高速バスも、今まで通り、遠回りの郡山経由のまま。 常磐道は、
    福島第一原発から、約6キロ程度の場所を通過するが、その際の空間線量は、
    5マイクロ超。 通常のガイガーカウンターであれば、1マイクロを超えた時点で、危険を
    知らせるための警告音が鳴るが、空間線量を5マイクロと想定して、その年間被曝量を
    計算すると、43.8マイクロシーベルトとなる。 国際基準では、年間1マイクロを超えると、
    希望すれば、他の場所へ移住する事が出来、2マイクロを超える場合は、強制移住の
    対象となる。 日本の場合は、原発事故後に、国際基準を完全に無視し、年間被曝量で
    20マイクロシーベルトまでは大丈夫という事になったが、この支離滅裂な計算方法で
    考えても、年間43.8マイクロシーベルトの位置に高速道路を建設する事自体、正気の
    沙汰とは思えない。

    『東北復興』ですら、原発輸出用のプロパガンダとして使用する日本政府は、一体誰の
    ために存在しているのでしょうか。 帰宅困難区域を貫く高速道路開業の真の意味は、
    何なのでしょうか。 そもそも、お金を出してまで、わざわざ被曝をする意味が理解出来ず。
    しかも、事故を起こした原発から、20キロ圏内に、パーキングサービスエリアまで建設中。

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    日本の米軍基地設備の多くは、沖縄にあるが、日本の原発施設のその多くは、
    東北にある。 東北電力管内には、東北電力の施設である、女川原発、並びに、
    東通原発があるが、これ以外の原発は、全て関東に送電するためだけのもの。

    青森、福島、新潟は、100%東北電力管内となっているが、東京電力管内へと
    送電するための原発が、建設中も含めて、青森と福島にそれぞれ2つづつ、
    新潟に1つとなっている。
     
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    電力に関して、特に歪な構造なのが、福島で、福島県の発電能力は被災前までは、
    日本一であったものの、原子力、火力、水力、それぞれの発電所で発電された、
    その電力のほぼ全てを関東へと送電しているため、実際に自分達が使用する
    電力は、隣の宮城県から送電して貰っているという、かなり変わった県。
    事故を起こした福島第一原発のすぐそばにある浪江町には、『原子力、明るい
    未来のエネルギー』という、標語が掲げられているが、目の前にある原発の
    電力を全く使用していないにも関わらず、明るいもへったくれもあった
    ものではない。

    今では、この区域は、立ち入りが完全に制限されており、完全にゴーストタウンと
    化しているため、人影すらない。 但し、チェルノブイリ原発事故後の
    プリピャチ市のように、何もかも取り壊されて、土に埋められた訳ではなく、
    津波災害の最大の被災地の石巻のように、街が丸ごと流され、死者3,700名超を
    出した訳でもないので、それに比べれば、まだましか。

    福島県は、被災当初から、原発付近には、11メートルを超える津波が来たため、
    事故は致方なしとの見解を示しているが、この原発付近の画像を見ても分かる通り、
    実際に7メートルの津波が到達した石巻と比較すると、街が一切破壊されておらず、
    どう考えても見え透いたウソで何も知らない人たちを騙しているとしか考え
    られない。 そんな大津波が来たのに、福島県の死者・行方不明者と瓦礫の量は、
    被災3県中、突出して少ないのは、不自然極まりなし。

    前福島県知事の息子2人は東京電力の正社員であり、そもそも、福島の県知事は、
    東京電力の操り人形である事が大前提であるため、この事実の真意の程は
    分からないが、国家権力をも上回る東京電力に逆らうと、血祭りに上げられるのは、
    前々福島県知事の事件で既に実証済みで、賄賂を貰っていない汚職なのにも
    関わらず、有罪が確定したという、前代身物の珍事件にまで発展している始末。
    逆に、東京電力の元役員は、退職金もしっかりと頂き、次々と天下り、または、
    海外で貴族生活を謳歌しているのに、一切誰からも何のお咎めもなし。
    『地獄の沙汰も金次第』とは、正にこの事を指しているのだろうか。
     
    shoin-shozo

    神話の果てに/揺らぐ共存、広がる影』の記事の最後の部分には、東北における
    原発年票なるものが記載されているが、ここで2つほど特筆すべき点がある。
    2012年10月の大間原発の建設工事再開、並びに、2013年3月の浪江・小高原発の
    建設計画白紙撤回である。 大間原発は、全溶鉱炉MOX燃料を使用した、世界初の
    全プルサーマル炉の原発で、電源開発が現在でも建設を進めており、関東へと
    送電を行う施設。 更に酷いのが、事故を起こした20キロ圏内に、更にもうひとつ、
    浪江・小高原発を建設し続けようとした東北電力。 お金さえ儲かれば、人命や
    被災地は、二の次三の次とでも言いたいのだろうか。

    極論を言うと、東北にこれだけ原発が建設された、その主な原因を作ったのは、
    吉田松陰。 薩摩と長州が中心となり、古い封建制を捨て去り、新しい時代を
    築き上げるための戦いであった筈の明治政府は、戊辰戦争で敗れた東北を徹底して、
    冷遇し、その待遇は、昭和の初期まで続いた。 歴史に『もし』はないのだが、
    もし、長州が京と江戸の身代わりとなり、何の罪も無かった『東北列藩』に
    京守護職に関する全ての罪を被せなかったら、東北にここまで原発はなかった筈。

    明治維新後、その明治政府の命により、仙台は宮城、盛岡は岩手、若松は
    福島へと強制的に県の名前を変えられた。 よって、少なくとも、吉田松陰が
    居なければ、福島第一原発の名前に『福島』という名前が付けられなかったのは、
    紛れもない事実。 勝ちさえすれば、いかなる手段を使っても良しとされ、
    正直者がバカを見る時代は、その時代から始まったとも言える。 吉田松陰が
    死後褒め称えられるのは、単に長州が戊辰戦争に勝ったからであり、もし、
    負けていたら、単なる国家的なテロリストとして、歴史からも抹殺されていたで
    あろう人物なのかも知れない。

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    Ее музыкальная карьера началась с этого альбома в 1991 году в Саппоро
    на Хоккайдо. После окончания Новосибирской музыкальной школы, Ольга
    приняла участие в программе проживания в японской семье и она оставалась
    в Саппоро в течение 3 месяцев.

    IMG_8867

    В то время был открыт Снежный фестиваль в Саппоро, и она пела несколько
    песен на сцене, и там она случайно получила возможность выпустить
    ограниченный мини-альбом только в Саппоро.

    IMG_8869

    Ее красивый голос очень понравился токийскому музыкальному продюсеру,
    так что она решила переехать в Токио в 1994 году и она дебютировала и в Токио.



    音楽の贈り物
    青い瞳
    秘められた言葉
    南の夜
    Porokh

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    東北電力女川原発周辺にある5市町が、東北電力と安全協定を結ぶ事となった。
    これまでとの相違点としては、東日本大震災前までは、女川原発の立地自治体
    である、石巻市と女川町の了承さえ得られれば、原発の再稼動が可能だった
    ものが、今後は、周辺5市町全ての承諾がなければ、再稼動出来なくなった点。

    001

    これまで女川原発は、原発から5キロ圏内のみが避難区域として指定されていたが、
    被災後に、その避難区域が30キロ圏内へと拡大された。 女川原発は、東日本
    大震災で唯一、原発施設内が避難所となった場所で、最大で約364名程度が、
    原発内の体育館に3ヶ月以上も避難をしていた場所。

    女川に到達した津波の高さは、山間部が狭まったリアス式の海岸であるため、
    約25メートルとなっており、遡上高では、約43メートル。 これは、東日本
    大震災で押し寄せた津波の高さとしては最大で、震源地から最も近かったのも
    原発立地自治体である女川。

    死者・行く不明者の数で見ても、東日本大震災における最大の被災地は、女川で、
    住人の10人に1人以上が死亡した。 更には、4月7日に起きた余震では、5本あった
    非常用電源回路のうち、4本までが消失し、あわや、福島の二の舞だったのが
    女川原発。 そのような状況であったのにも関わらず、石巻市長、女川町長、
    宮城県知事は、相次いで女川原発を訪れ、二つ返事で再稼動容認の意向を示した。

    女川原発付近は、津波はもとより、世界でも指折りの地震群発地域であるため、
    この付近への原発の建設自体、かなり無理のある話。 震度5強程度の弱震で
    あれば、月に数回程度は起きる地域であるため、その度に、地元ではニュースにも
    取り上げられる。

    尚、女川原発30キロ圏内で、唯一死者・行方不明者が0名であった美里町では、
    町をあげて、女川原発の再稼動に反対をしており、町の施設の一部では、東北電力
    からの電力の供給を止めて、別の電力会社からの電力供給、或いは、ソーラー
    システムへの移行を行っている。 また、美里町では、町が独自でモニタリング
    ポストの設置を行っている。

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    美里町役場本庁舎前にあるモニタリングポスト

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    福島第一原発事故の責任の所在は、『現代日本の多くの国民が幅広く責めを
    負っている』と言うのは、全くその通りで、何でも『無知』『無関心』で物事を
    済ませていると、いざという時には、何も出来ずに終ってしまう。 そもそも、
    原発とは全く無縁の地域に住んでいる人達にとっては、自分達が使用している
    電力が、どこで発電をしているのかを知らず、『便利』という言葉に騙されて、
    我が身可愛さの大量消費生活を今でも謳歌し続けている。



    関東の場合は、そもそも、東電以外の電力会社を知らない人も珍しくはない。
    日本全国、それぞれのエリアごとに各電力会社があるのだが、東電が最も自社
    エリア外に発電施設を建設しているのは、紛れもなく東北で、その中でも、
    そのような施設が一番多いのが福島となっている。 どのような経緯で東北とは
    全く関係のない東電の発電施設が東北電力管内に大量に建設されるように
    なったのか、正確なところは分からないが、その主な要因となったのは、やはり、
    戊辰戦争での敗北であろう。 福島県沿岸部の場合は、その他にも、鉱山の
    閉山がその主な要因となっている。 

    福島県は、被災前までは、日本一の発電力を誇る県ではあったものの、2つの原子力
    発電所はもとより、県内にある火力、水力発電所で発電を行ったその電力のほぼ
    全てを関東へと送電している。 福島県内にある4つの火力発電所のうち、福島の
    住民が実際に使用している東北電力の施設は、原町火力発電所のみで、こちらも、
    半分は関東へと送電をしているため、実際は、共同火力発電所となっている。

    残りの相馬火力、常磐火力も東電との共同発電所となっており、広野火力発電所は、
    100%東電の施設であるため、広野町は、福島第一原発から20キロ圏内にあるのにも
    関わらず、政府の呼び掛けにより、いち早く避難区域からは解除された。 その
    意味は、原発の安全性をアピールするためのプロパガンダ、並びに、実際に、
    福島第一、第二原発へと早急に送電の再開を行う必要性があったためだ思われる。
    原発は、発電をしてこそなんぼのもので、停止していると、単に大量に電力を
    消費する巨大な冷蔵庫のようなもの。 常に冷却をしていないと、それこそ、
    爆発する。



    原発事故後は、ほぼ話題にならないが、40年以上も前に、アメリカのGE社が建設を
    担当した福島第一原発の1号炉は、完全に実験用の溶鉱炉であるため、実際に
    発電のために運転を行っていたのは、年に2~3回程度のみであった。 先に述べた
    通り、溶鉱炉を停止した状態にしておくと、膨大な電力を消費するのと、停止した
    状態にしておくと、国からの補助金が下りなくなる。 よって、1号炉は、とうの
    昔に廃炉にしてしかるべきだったものだったのだが、年に数回だけ稼動しておけば、
    お金になると考えてしまったため、なかなか廃炉されなかった。

    3号炉は、核燃料のリサイクルを目指したMOX燃料使用のプルサーマル炉なのだが、
    この事実は、NHKですらまともには触れようとはしていない。 現在青森県に
    電源開発が建設中の大間原発は、世界初となるフルMOX発電を行う計画の原発。
    4号炉に至っては、震災が起きた正にその日に、点検後の再稼動を行ったため、
    燃料棒が満載された状態となっており、今でも、一本づつ手作業での燃料棒の
    取り出し作業が続いている。



    実際に事故を起こしてしまった福島第一原発の場合は、事故に至るまでの要因が
    複数考えられるのだが、まず、第一に、津波への対策を怠った事と、関東への
    送電の事ばかりを考えて、逆に関東側から福島第一・第二原発を救済する方法が
    全くなかった事が最大の原因。 事故が起きてからは、東北電力の電力車が
    現地へと向かい、福島第一原発へと送電を続けた。 これがなければ、福島に
    ある原発の溶鉱炉は、10基全てが爆発したものと思われる。

    日本の原発推進時における過程では、暗黙の了解のうちに、電力消費地からは遠く
    離れた場所に原発の建設を行う事が大前提となっており、これは、事故が起きた
    際に、東京を守るためにこうなったと言える。 このため、福島で事故が起きた
    としても、その情報は、東京へは全く伝えられず、2重の見殺しがまかり
    通っている。



    新潟を含む東北電力管内には、福島第一・第二原発に限らず、この他にも、東電や
    電源開発の発電施設が目白押しで、その代表的なものが、世界最大級の規模を
    誇る新潟県の柏崎・刈羽原発。 この場所は、北朝鮮に拉致された蓮池さん夫婦が
    正に拉致された現場付近に立地しているため、二昔程度前までは、北朝鮮工作員が
    出没していた場所となっている。 よって、北朝鮮側からすれば、この原発さえ破壊
    してしまえば、難なく日本を攻略出来るとも言える。 東京を守る事ばかりに集中し
    過ぎたがために、思わぬ外敵を見落としていたとも言える。

    その他、青森県に現在建設中の東通原発は、半分が東北電力の施設で、残りの
    半分は、東電の施設となっており、同じく、青森県に建設中の大間原発は、日本電源
    開発が建設を行っている施設となっている。 共に、関東へ送電を目的とした施設と
    なっている。 尚、関東への送電とは言うものの、そのうちの約40%程度は東京都が
    消費しているため、実際には、東京への送電と考えて間違いない。

    事故を起こした地域を完全に切捨てて、東京ばかりが栄える日本に未来などない
    のでは。

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    『雇用の改善』や、『雇用の場の確保』などという言葉すら、政府の口からは聞かれなく
    なって久しいが、それでは、本当に日本の雇用状況が改善したのかと言うと、全くの
    真逆で、年々正社員の雇用の場が減っているため、雇用が既に崩壊しているのが実情。
    中高年層に至っては、既に、雇用自体が完全に崩壊しており、インターネット上で気軽に
    登録が出来る、人材紹介会社にいくら登録をしたところで、年齢制限により、全て対象外
    とされてしまうため、まともな転職すら出来ない。 最近では、コンビニのアルバイトには、
    必ず中高年層が働いており、その崩壊具合は、益々酷さを増すばかり。

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    労働基準法では、基本的に、年齢制限や、男性、または、女性限定のみの求人広告を
    禁止しているものの、それは、単なる建前で、実際は、その名称さえ変更すれば、
    何でもまかり通るのが、日本社会。 その良い例として、派遣労働法では、就労前の
    企業との「面接」なるものを禁じているが、実際は、『お顔合わせ』という名の面接を
    しないと、実際には企業では働く事が出来ない。

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    某パソナ会長が先頭に立ち、日本から正社員をなくせとの話まで、飛び交っている昨今
    では、『終身雇用』なるものも、完全に昭和の遺物と化し、それならば、まずは、自分が
    派遣社員にでもなれと言いたいところ。 現代の日本社会においては、誰も何の責任も
    取らないため、何もかもが「自己責任」とされてしまい、何も知らない人の場合は、騙される
    だけの社会となっております。 いかなる手を使ったとしても、金儲けをした人間だけが
    勝者とされ、日本では、社会的弱者へのセイフティーネットすらまともには整備されては
    いないため、毎年自殺者が後を絶たず。 

    大量生産、大量消費、大量廃棄の名の下、人材も全く同様の扱いで、機械ですら、毎日
    使えば、壊れるのが当然なのにも関わらず、そのような環境の職場では、連日、人柱に
    よる人海戦術により、何とか社会が回っている始末。 日本では、自分のままで居る事は
    許されず、あくまでも、こき使われるか、または、こき使うかの2者択一しか存在せず。
    単に、その場に長く居座っているだけで、自動的に給与が上がる社会システムにもかなり
    無理が生じており、無能な人材に埋もれ過ぎて、有能な人材を殺しているのが、日本社会。
    そもそも、企業に入る事がゴールとしている人間が多いため、人生でのピークは、正に、
    入社時のみで、後は落ちぶれ果てて行くばかり。

    そのような社会であっても、全体主義を強化すれば、何とか誤魔化せていたものの、最近
    では、そのほころび具合も世界的に見ても珍重で、今度は、それを隣国のせいにしては、
    政府が率先して、国民への国粋主義を煽る始末。 そもそも、無能な人間に欠けている
    のは、現状を正確に判断出来ていないところであり、単に好きか嫌いかだけの、いわゆる、
    わびさび論に終始している時点で、幼稚極まりなし。 この国が好きであれば、何をやった
    としても許されるという独自の理論は、かなり意味不明で、嫌いな事であったとしても、
    やらなければならない事は山ほどある筈なのにも関わらず、それをしないのは、単なる
    怠慢。

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    西欧社会では、社会批判が、かなりの割合で、社会的な抑止力の働きをしているが、
    結局のところ、何でも肯定する事以外許されない日本社会においては、世論や民意や
    社会批判が社会を動かす事すらままならず、いつまで経っても一切何も変わらず、
    その場で足踏みをしているだけ。 社会や自分を変えるためには、まずは、悪い点に
    気付き、そこを改善するところから始めなければならない筈が、日本では、それすら認め
    ない人間が多過ぎるため、日本はこの先も、一切変わらないどころか、益々酷い国に
    落ちぶれ果てるのでしょう。

    ブラック企業の求人ばかりが目白押しのハローワークでは、そもそも、ブラック企業に
    転職させられたとしても、特に何もしてはくれず、それを取り締まる立場である筈の労働
    基準監督署に至っては、職員が足りない事を理由に、ほぼ何もしてはくれません。

    ブラック企業が益々増殖して行くのは、この国自体がブラックだからに他なりません。
    他国であれば、訴訟問題にもなりかねない問題でも、日本では、平然と何事もなかった
    かのごとく、処理されております。 無駄なものばかり大量に存在しているのに、人権や
    まともな労働環境等の必要なものが全くないのが、日本だと言う事に国民も早急に気付く
    べきです。

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    ロシア語 に参加中!

    ロシア語の命とも言うべき、イントネーションには、全部で5つの形があります。 この
    イントネーションを上手く発音しないと、ロシア語に聞こえませんので、初期の段階で、
    このイントネーションを全てマスターする事をお勧めします。 後から、このイントネーション
    だけを直そうと思っても、後の祭りで、実は、全くイントネーションを学んでいないという
    日本人学習者が多いのが実情です。 日本語のイントネーションは、高低アクセントで
    あるため、無意味な場所でイントネーションだけを上げたり下げたりすると、ロシア語では
    通じなくなりますので、注意が必要です。



    このイントネーションの形は、図だけで説明をするのにも限界があり、あくまでも、音で
    あるため、理解し辛く、今回のイントネーションの説明は、代表的なものの紹介だけで、
    簡単に済ませておきますので、実際のロシア語の音を聞いて、自分で耳慣らしをして
    おいて下さい。

    イントネーションの形 その①
    平常文のイントネーション。 文の完結、意味の完結を表し、このため、語尾が下がる。

    イントネーションの形 その②
    疑問詞のある疑問文のイントネーション。 疑問詞の部分が上がり、語尾は下がる。

    イントネーションの形 その③
    疑問詞のない疑問文のイントネーション。 質問してい語のアクセントの部分が上がる。

    イントネーションの形 その④
    「では~は?」という質問の際に用いるイントネーション。 低く始まり、文末で声が高まる。

    イントネーションの形 その⑤
    感嘆文のイントネーション。 文中の感嘆すべき語のアクセントのある母音が高く、長めに
    発音され、その後、高めの恩寵が続き、文の最後の単語で音調が低くなる。

    尚、ロシア語のイントネーションは、英語とは異なり、疑問文だからと言って、語尾が上がる
    訳ではありません。 聞きたい内容のイントネーションがある部分から上がるのが特徴で、
    肯定文と疑問文で語順が同じであるため、この違いは、イントネーションだけで判断する
    事になります。 また、同じ文章でも、聞きたい内容次第では、複数の日本語対訳が考え
    られますので、注意が必要です。

    例: Вы говорите по-русски?

    通常、この文章は、『あなたは、ロシア語を話せますか?』と訳しますが、その
    イントネーションを変える事により、更に、2つの訳し分けが必要です。  尚、先に挙げた
    内容を聞きたい場合は、2番目の『говорите』が上がり、語尾が下がります。 よって、
    あくまでも、話せるかどうかが問題となります。

    次に、『Вы』を上げた場合の意味は、『あなたがロシア語を話す人ですか?』 となり、誰が
    話せるのかが問題となります。

    『по-русски?』を上げた場合は、『あなたが喋るのは、ロシア語ですか?』となり、何語かが
    問題となります。

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    国際交流 に参加中!

    日本では、何でも『箱もの』、いわゆる、建物だけにお金を掛け過ぎるため、その中身に
    ついては、一切お金を掛けないのが原則。 よって、その中部で働いている人たちは、
    かなり安い給料で使われており、更には、足りない部分は、全て無料のボランティアで
    補ってその運営活動を補っているため、それぞれの市町村ごとに、独自の国際交流を
    細々と行ってはいるものの、その実態は、単なる『外国人との暇つぶし』、または、
    『外国人との仲良しごっこ』レベルだったりします。 国際線に搭乗をしているキャビン
    アテンダントは、語学の達人と思われがちですが、航空機の客室内では、さほど
    専門的な会話をする必要性がないため、実は、日常会話に毛が生えた程度の会話しか
    しておりません。 



    私の学生時代は、ロシア人が日本国内には、ほぼ居なかった関係上、国際交流会館
    なるものにも足繁く通ったりもしておりましたが、毎回、当然のように無料で通訳を依頼
    されるため、次第に足が遠退き、今では一切行かない場所のひとつとなりました。
    海外の場合は、建物よりも、人材の方にお金を掛けて、じっくりと人材育成を行うの
    ですが、日本の場合は、その真逆を行っております。 それもこれも、見た目重視で、
    中身は一切問われないという、日本ならではの風習とも言えるべき特筆事項。 真昼間
    から時間を持て余している主婦、学生、高齢者程度しか参加しない日本の国際交流とは、
    一体誰のために行っているものなのでしょうか? それぞれの国際交流会館にある
    語学講座のレベルも、初級~中級クラス程度しかありません。 

    各自治体が募集している語学通訳者も、当然のようにボランティアが主体。 行政が
    率先して、堂々とこのようなまねをするために、他の企業も、当然のように、通訳は
    無料でやらせるもの、その言い訳として、『語学は単なるツール』という思想が日本国内に
    広がりました。 語学音痴大国、更には、超内向き思考大国の日本では、専門性は
    二の次三の次で、対人関係で最も重要となる筈のコミュニケーション能力は、特に
    問われず、何となくその場の雰囲気が伝われば、後は、にやけるだけでその場を
    誤魔化せてしまうため、わざわざ大金と時間と労力を掛けてまで海外へと語学留学を
    する意味すらなったため、日本人留学生は、減るばかり。 むしろ、海外へ行ってしまうと、
    扱い辛い人間としか思われないため、日本社会においては、海外生活は、かなりの
    マイナスポイントとなります。

    日本社会では、『協調性』ばかりが強要されますが、それは、仲間内だけでダラけた
    仕事をしていても、誰にも報告されないためのものであり、大企業に限って、このような
    昔からの慣例がまかり通っているため、日本社会そのものが、停滞期へと突入、更には、
    下降し続けているにも関わらず、そこでも、『協調性』ばかりが重んじられるため、誰も
    それが変だとすら感じなくなりました。

    そもそも、英語の『ボランティア』と言う単語は、『進んで申し出る』、『自発的に行動する』
    という意味ですが、日本語の『ボランティア』は、単なる『都合の良い只働き』という意味
    しかありません。 語学を習得するためには、膨大な時間と労力が必要ですが、それを
    完全無視して、第三者の善意だけに頼って、何もかも無料でやらせるのは、先進国の
    する事なのか、かなり疑問が残ります。

    元々、日本には、『通訳・翻訳学部』というものが存在しないため、その専門性の重要さに
    すら気付いてはいないと言ってしまえば、それまでのお話。 日本は、その昔、蒙古に
    襲来された際に、『カミカゼ』が吹いて助かったそうですが、その時に、『カミカゼ』さえ
    なければ、ここまで内向き思考で凝り固まる事はなかったと思います。

    その当時、ロシアは、そのままモンゴル支配の時代へと突入しましたが、今では、世界一の
    超多民族国家となっております。 日本人の内向き思考は、周囲全てを海に囲まれている
    ため、通常の生活を営む限りは、国境を越える事はないというところから来ています。
    近年では、日本国内在住の外国人が増えていますが、そのような状況下でも、その人
    たちが、流暢な日本語を話せてしまうため、逆に、日本の対外的な国際化を妨げている
    原因となっていると思います。

    日本社会における通訳者への理解と地位向上には、まだまだ時間が掛かりそうです。

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    職業訓練 に参加中!

    日本通訳協会という団体があり、そこでは、主に、通訳検定を行っている。 また、
    1996年からは、ボランティア通訳検定が実施されている。 こちらは、より
    とっつきやすい通訳検定試験として、国際交流に活用出来る語学力を判定する
    ためのものとして宣伝されている。

    最近では、ワールドカップ等、日本で開催される大型イベントに、大勢の観光客が
    訪れる事があり、日本に来た時の混乱を解消するためにボランティア通訳を
    主催者側が募る事も多い。 記者会見や選手のアテンド等は、 プロの通訳者が
    行うが、失敗リスクの少ないより身近な場面では、大勢のボランティア通訳者が
    大会運営を支えている。 そのようなボランティア通訳志望者の英語能力を証明
    したいという意識の元で生まれた検定が通訳検定である。



    ボランティア通訳検定は、大学の通訳コース受講者に受けさせようとする教育
    サイドの思惑もあり、ボランティア通訳活用側の両方に依存すると言える。
    ボランティア通訳者の技能検定であれば、プロ通訳者の技能検定に比べて、
    レベル判定が比較的容易に行えるため、実施に置いて、どれほど混乱はない。



    しかし、30年前から続いている通訳技能検定や、その合格者に対する資格に
    ついては、プロ通訳者の通訳市場の需要に影響を与えるものとはなっていない。
    実際に、通訳業を生業としている第一線のプロ通訳者の間では、この検定を
    受けた経験がある人は、非常に稀である。 この検定の存在すらすらない
    プロ通訳者が多い、通訳技能検定は、実際は、通訳者になるための資格と言う
    よりも、英語能力検定試験のひとつという位置づけが適切である。 日本で
    実施されている英語能力検定試験の中でも最も難しいとされているのが、
    この通訳検定試験の一級であるとされている。

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    仕事あれこれ に参加中!

    【日本に存在する通訳に関わりのある団体】

    通訳と言う職業において、職業従事者が会員となり、就業規則を設けている
    ような業界団体は一切ないが、通訳者が登録する事の出来る団体や、『通訳』と
    名前が付くグループがいくつか存在する。



    【通訳学会】
    まず、日本学術会議の登録学術研究団体として、日本通訳学会が存在する。
    会員数は、現在約200名であり、その8割が日英の通訳者である。 日本通訳
    学会規約によると、会の目的は、『通訳の理論と実践、および、教育に関する
    科学的・多面的研究を促進すると共に、この分野の社会的理解の増進に寄与
    する事』となっている。 入会については、『本会の目的に賛同し、入会を
    希望する者』が、所定の手続きを経て、日本通訳学会理事会の承認を受け、
    入会する事が出来る。 すなわち、日本通訳学会は、通訳者の登録団体ではなく、
    通訳者教育や通訳研究に励む学者、研究者の団体である。 通訳者ではなくても、
    通訳研究を行っていれば、通訳学会員となれる。 2000年9月23日に学術
    団体として認定されたばかりの若い団体であるが、以前は、通訳理論研究会
    という名称で、学習グループとして存在していた。 通訳者として活躍し
    ながらも大学等で教鞭をとっていた人々が、中心となり結成された。 現在も、
    主に大学の教師が集まっている会である点は変わらず、現場で活躍している
    一般の通訳者の殆どは、通訳学会には加入していない。 通訳者や通訳業界
    全体の意向が総意として反映される事を目的としている団体ではないため、
    通訳実務や、通訳市場とは直接の関連性が少ない。



    通訳学会が設立された背景には、通訳者でありながら、大学教授も勤める
    人々が、自分の専門研究を発表する場としての学会を望んだという事が挙げ
    られる。 よって、通訳学会の設立に当たっては、設立者達の個人的な
    メリットはない事を先に述べたが、通訳学会創設に当たっては、研究者でも
    ある創設者らの発表場所が生まれるという個人的なメリットが存在する。
    よって、設立が実現したとも考えられる。



    通訳者は、他の職業と兼業している場合がある。 翻訳業との兼業例も
    多少は見られるが、英語専門学校講師や、通訳養成校講師、大学講師との
    兼業が比較的多く見られる。 しかし、量職に就いている人々の絶対数は、
    極わずかとなっている。 いくつかの理由が考えられるが、フリーランス
    通訳者が比較的高学歴である事、フリーランス通訳者がフリーランスでは
    ない社会的に安定した職を欲する事、現在の日本社会では、通訳技能が
    希少価値とされており、その技術を教えられる人材も乏しく、通訳教育の
    需要が大きい事等が考えられる。 大学講師には、実務界から様々な
    分野の専門家が秀でていれば、学歴、研究実績、また、教職実績が多少
    あるという前提で、大学講師に就任出来る事もある。

    現在、日本でフリーランスの通訳者が職業従事者グループとして社会で
    存在感を示すためには、学術面で名を残すしかないのが現状である事も
    考えられる。

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