都道府県別の血液型分布は、全ての都道府県でA型が最も多く、O型、B型が
これに次ぎ、AB型が最も少なくなっている。 以下の図は、各血液型による
トップ10を色分けしたもの。
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【A型】
徳島が最も比率が大きく、福岡、愛媛がこれに続いている。 四国、九州や
山陰などが高く、東日本は概して低くなっている。

【B型】
一般にA型と逆の関係が成り立っている。 秋田、青森、長野がトップ3である。
東北、中部、関東の比率が高く、西日本は低い傾向となっている。

【O型】
A型やB型のようには東西方向では目立った傾向がないが、どちらかというと
太平洋岸で高い地域が多く見られる。 千葉、青森、福井、岩手、沖縄が
33%以上と高くなっている。

こうした地域別の血液型分布は、日本人の祖先はどこから来たかという観点から
調査されている。 極東周辺諸国をはじめ、世界各地域の人種別の血液型と
比較した結果では、日本人の血液型は隣接地域と共通する分布図的に明確な
類似を示さない。

B型の多い蒙古人型(蒙古族、北シナ漢民族、満州族等、インド人は蒙古人型に
近い)やB型が多いがO型もやや多い南アジア人型(フィリピン、マレーシア、
南方漢民族等)とは著しく異なり、むしろ東欧・西アジア型と近かったりする。
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従って、日本人の祖先は何波にも分けて日本列島に到着した諸民族の混交という
結論となる。 都道府県別の血液型分布の傾向から以下のような仮説が提示される。

「日本人の血液型の分布をみると、A型因子が九州の北部、鳥取・島根から四国の
愛媛・高知などに濃厚にみられ、東北に向かにつれてだんだんと減少して行くこと、
これと反対にB型因子は東北、北陸、中部地方などに多く、西方に行くに従って
少なくなってい行くこと、O型因子は九州南部、太平洋沿岸の県に多いことから
考えて、日本島には初め太平洋諸島に住んでいた民族(O型の多い太平洋=
アメリカ型)が南方から渡来したところに、北方からおそらく朝鮮半島を経て
B型因子の多い民族が来て広がり、さらにA型因子の多い民族が九州北部、中国・
四国の西方に分布し、これが勢力を得て漸次東方に進出してきたものと考えられる。
A型因子がどこから日本にはいってきたかということが大きな謎である。

こうした研究を踏まえ、現在では、日本列島への大規模な民族移動は以下の4回で
あったとする説が有力という。 

【約2万年前】
南方系モンゴロイドが黒潮に乗り、また海岸沿いに太平洋岸に到着(インドネシア、
フィリピン方面のO型の人々。 沖縄や太平洋岸でO型が多い理由)

【約1万4千年前】
ユーラシア大陸北部のB型モンゴロイドが樺太、北海道を経由して北から南下。
1.と合わせ、青森の三内丸山遺跡に見られるような東日本に特徴的な縄文文化を
創成。B型が東高西低の理由。

【約6000年前】
A型新モンゴロイドが中国南部から朝鮮半島を経て北九州上陸し、縄文人と並存。
A型が西日本で多い理由。

【約2400年前】
3.と同じルートで、モンゴル付近をルーツとするA型(およびB型)
新モンゴロイドが渡来。 O型・B型の縄文人を北へ追いやり、稲作を伝え弥生
文化を創成。 A型が西日本で多い理由。

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