ハンソンは1945年に死んだが、T・エルランデルの下で社会民主党政権は続いた。
1930年代から既に計画されていた福祉社会が戦後の改革によって実現した。
新しい法律の下で、年金制度が改善され、子持ちの家族に対する給料、健康保険、
住宅補助、教育改革等が次々と実施されて行った。 これらの資金源のために
政府は、所得税の累進率を厳しくした。 高所得者には最も重い税金を掛けたため、
スウェーデンには金持ちも貧乏人も殆んど居ないという社会が出来た。

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国際的には、エルランデルは独立・中立の立場を取り、世界平和のために協力した。
1946年国連に加盟、1953年~1961年の国連事務総長、ダグ・ハマーショルドは
スウェーデン人である。 ハマーショルドは航空事故で死んだ。 1950年代
初めには、スウェーデンはスカンジナビア5カ国間の協力を促進するための組織、
北欧会議に参加している。

国境を守るため強力な軍隊をつくったが、西欧の軍事同盟である北大西洋条約機構
(NATO)には参加していない。 エルランデルは1969年まで、首相兼社会民主
労働党党首だったが、その後、オロフ・ペルメが首相、党首共に後を継いだ。

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