セブ島滞在2日目は、朝の4時半に起きて、4時50分滞在先を出発(まだ真っ暗)
の後、6時30分セブ・シティー発の高速船『オーシャンジェット』に乗りお隣の島、
ボホール島のタグビラランを目指します♪

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セブ・シティーからタグビラランは約75キロ程度離れており、高速船でも2時間程
掛かります。 船に乗りこむ際に、丁度朝日が昇って来たため、港付近が一気に
明るくなりました。 今回は時間がないため、珍しくツアーに申し込みましたが、
参加者は、自分を含めて3名のみというコンパクトなツアーでした。 最低催行
人数は2名以上で、一旦2名分の料金を支払った後、2名以上の参加者が確保出来た
場合のみ、後で半額返金されるという仕組みであったため、前もって2名以上が
確定しているツアーを選びました。

本当は、最後のセブ・シティーの部分の観光は、ディナーでなく、夜の街歩きを
希望したものの、参加者が2名揃わなかったため、泣く泣く夜景&ディナーに切り
替えましたが、最終的に、こちらで正解だったと思います。 尚、この高速船は、
非常に冷房が効き過ぎており、この中での丸2時間は拷問に近いため、必ず長袖を
持参しないと凍えます。

【ボホール島】
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1時間50分程度でボホール島最大の街、ボホール州州都のタグビラランへと到着。
高速船は、かなりスピードを出していたため、時速50キロ前後で走行していた
のではなないかと思われます。 朝日に見送られてのボホール島への旅は、単に
冷房の効き過ぎで寒いだけでした(笑) しかも、朝方は気温が低いため、
船内の気温は推定20度前後。 ここは冷蔵庫の中ですか?レベルの船内となって
おります。

ボホール島は、セブ島と同じビサヤ諸島内にあるとは言え、セブとボホールの
言葉は、微妙に違うそうです。 同じセブ島内のビサヤ語でも、方言がかなり
あるため、共通語としての英語は必須とのこと。 子供でも結構英語を喋れて
いるのは、学校で習っているためか?

タグビララン港には、日本語が喋れる現地ガイドが迎えに来ており、船を下りた
早々、3名共トイレへと直行(笑) 船内は凍える程寒いのに、座席指定されて
いるため、気軽に船内を歩くことすらままならず、港への到着をただひたすら
待つばかりといった構図となっているため、現地の人間でも防寒具は必須と
なっている。 20度前後の温度までは我慢出来るが、強風が船内を吹き荒れて
いるため、どういう温度設定なのか、非常に疑問な船内となっている。 しかも、
船を降りると、一気に35度ぐらいになるため、体調管理が難しい。

【ターシャ保護区】
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ダグビララン港から車で約40分。 今回の旅の最大の目的は、フィリピンにしか
居ない固有の小型めがね猿『ターシャ』に会うこと♪ これを見るためだけに、
遠路遥々やって参りました。 『ターシャ』はボホール島、ミンダナオ島付近
にしか生息しておらず、セブ島には居ないという非常に希少なめがね猿です。
全長は大人でも10センチ程度しかなく、尻尾は20センチ程度もあるという変り種。
非常に繊細で、ストレスが加わると、硬い物に頭をぶつけて自殺するのだとか。

原生林をずんずんと奥へ入って行くと、ところどころに看板が立っており、その
付近にターシャがおります♪ 夜行性のため、日中はほとんど動かず、木にずっと
しがみついており、たまに目を開けるその時が絶好のシャッターチャンス☆
逆に、夜は非常にアクティブなようで、木から木へと飛び回るらしい。

愛くるしさと、グレムリンのような一部キモさを併せ持つターシャは、
ツアーパンフレットの写真のイメージ図通りに手で触れられるのかと思いきや、
これ以上近づくことが出来ない。 フラッシュも禁止されているため、暗過ぎて
なかなか良い写真が撮れず。 よくよく見ると、ヨーダにも似ているため、
キモカワイイという表現が最も適切か? 若干グロいという感じもしないでもない
ターシャは、ボホール島のシンボル的な存在で、島のどこに行っても、ターシャの
お土産だらけ。

フィリピンの製品は、全体的に低品質なので、買いたい物は特にないないものの、
ここまで来たからには、何らかの『みしるし』が欲しいため、とりあえず、何かを
買おうと物色をしたものの、やはり欲しい物がないので、船にターシャが付いた
物を自分へのお土産としました♪ ターシャのぬいぐるみも、もう少しぐらい可愛く
作ってくれないと、買いたくない(笑)

【ターシャ保護区とチョコレートヒルズ】
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【チョコレートヒルズ】
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ボホール島を代表する観光地のチョコレートヒルズ。 山頂までは歩いて登るが、
その途中は、アスレチック公園となっており、様々なアスレチックを楽しむことが
出来ます。 周囲はジャングルのようなうっそうとした森なので、マイナスイオンが
沢山出ています♪

高さ30mほどの円錐形の丘が1,000個以上も連なるチョコレートヒルズ。 この丘の
ほとんどは、珊瑚礁からなる石灰岩で出来ているため、木は育たず草に覆われて
います。 乾季になると草が枯れ茶色の丘へと変化し、それがまるでチョコレート
のように見えることから『チョコレートヒルズ』という名前が付いた。 大地から
ほぼ同じ大きさの丘がポコポコと出ている不思議な地形が出来た理由として、現地
では様々な伝説が伝えられて来ました。 一番有名なものが、昔2人の巨人がこの
場所でケンカをした時、投げ合った石を片付けなかったからという伝説。 大昔に
マグマの動きによって海底が隆起したために出来たとも言われていますが、いまだ
真相は謎のまま。

【ランチクルーズ】
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ボホール島でのランチは、ロボック川を下りながらのフィリピン料理のランチ
クルーズ。 ジャングルの中での川下りであるため、景色は余り変わらないものの、
ここまで見事なジャングルは日本にはまずないため、非常に新鮮。 但し、
ここでのビュッフェは、得体の知れないフィリピン料理であったため、同じツアー
参加者の2名と戦々恐々しながらのお食事となりました(笑) 材料が何なのか
一切分からないため、食欲が全く沸かないという、ダイエットにも最適な
フィリピン料理。 真っ黒いトカゲの肉ような食べ物は、焼き鳥で、焼き鳥の
缶詰と全く同じ味がしました。 その他、食べても結局何なのか分からず、疑問
ばかりが残るお食事となりました。

フィリピン料理を食べている間に、韓国人と台湾人それぞれ50名程度のツアー客が
押し寄せて来たため、日本人ツアー3人組は、あっという間に少数派へ転落。
アジアの観光客の中心は、韓国人と中国人ばかりで、日本人はかなり少ないとか。
正に超貧乏大国日本のアジアでの凋落振りを実感した旅となった。

日本はブラック企業の影響により、呑気に旅行を楽しむ時間もお金も一切持て
ないため、生活レベルにおいて、日本は完全に中国と韓国にも追い抜かれて
しまいました。 中国様に至っては、貧乏な日本など相手にする価値すらもう
ないでしょう。

ロボック川での川下りでは、終点地点に原住民達の村があり、そこで10分間の
休憩中を取りました。 上半身裸の裸族であるため、首狩り族にしか見えない
ものの、口から火を噴いたりと、サービス精神旺盛な原住民達でした。 男も女も
上半身裸で生活をしており、この観光業が命綱となっている。 ボホール島を
訪れる観光客は、ほぼ100%この川でランチをするらしく、かなりの人気となって
いるため、帰りは迎えのバンが駐車場から出られず、非常に時間が掛かりました。

この川下りは、約1時間ほどで、薄汚いセブ・シティーなどより、ボホール島の
方が断然面白いため、時間があれば、絶対にボホール島を訪れることをお勧め
します。 雰囲気的には、ワニやピラニアが出て来ても全くおかしくないレベルの
ジャングルでした。

【ロボック川ランチクルーズ】
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【バクラヨン教会】
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フィリピンでも最古の教会、バクラヨン教会。 4年前の地震によって破壊された
ため、現在は改修工事中となっており、中には入れなくなっています。 その際の
最大被災地は、このボホール島であったそうです。 バクラヨン教会の壁は全て
珊瑚と卵で造られており、よくよく壁を見ると、珊瑚であることが分かります。
スペイン統治時代の面影を強く残しているため、フィリピンに居ることをすっかりと
忘れそうな建造物でした。

ボホール島は、約30万人の住民が暮らしており、現在、ボホール島の直ぐ隣の
島では、新しいタグビララン空港の建設が進んでおり、アメリカや日本からも
ボホール行きの直行便が出来るそうです。 セブ島とボホール島は、結構違う
ため、それぞれの楽しみ方も異なるため、日帰りツアーを活用して、ボホールを
訪れて見るのもお勧めです。

【血盟記念碑】
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1565年、スペイン提督のレガスピとボホール島の領主シカトゥナとの間に血盟
(ワインに互いの血を入れて飲み交わすことで結ぶ同盟)を結んだことを記念
した碑。 当時の世界は正に大航海時代の真っ只中で、レガスピは金や香辛料
などを求めてボホール島を訪れました。 しかし、その前にかの有名なマゼランが
マクタン島にてラプラプ王との決闘を行なったこともあり、現地民からは敵対
されてしまいました。 そこでレガスピは自分達は(マゼランのような)
ポルトガル人ではないと必死に説得し、シカトゥナとの血盟に至った。

【バクラヨン教会&タグビララン
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【タグビララン】
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ボホール島観光は、予定よりも2時間近くも早く終了してしまったため、ボホール州
州都のタグビラランのスーパーマーケットでウィンドウショッピング♪ 食料が
日本とはまるっきり異なっているため、何を売っているのか良く分からず。 物価は
安いものの、特に欲しいものはないため、何も購入せず、フィリピンの庶民生活を
観察してしまいました。

フィリピンはカトリックが国教なだけあり、キリストグッズが至る所で販売されて
いるものの、結構お高い。 安ければ購入しようかと思ったものの、日本円に換算
しても安いもので2,000円以上。 朝6時半にセブ・シティーを出発したボホール島の
滞在は、午後4時20分発のオーシャン・ジェットに乗り込み、これでおしまい。
これから、冷房の効き過ぎた高速艇に再び乗り込み、セブ・シティーへと帰ります。

【ピークス&フエンテ・オスメーニョ】
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【ピークス】
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セブ港から約40分掛けて、そのままピークスへと直行し、セブ・シティーの夜景を
堪能。 この写真を撮影した直後に雨雲が急に出て来て、何も見えなくなりました。
フィリピンは現在雨季であるため、突如として豪雨となり、ものの20分程度で
カラっと雨が上がります。

セブ・シティーは街中がかなり薄暗いため、夜景は余り期待していなかったものの、
そこそこの夜景が楽しめたため、満足しました。 人口約80万人のセブ・
シティーは、物価が安いという理由で、英語の留学先として脚光を浴びていますが、
日本と比較して70年程度遅れているのと、英会話学校自体もそこまで安い訳
ではなく、しかも、フィリピン人の英語は相当訛っているため、物価の安い
カナダへ留学をした方が無難。

セブ港からトップスへ向かう途中、トップス付近でがけ崩れが発生したため、予定
していたフィリピン・レストランへは行けなくなったとの連絡が入り、急遽、その
付近にある夜景の見えるイタリアン・レストランへ行くことに。 恐らく、
フィリピン・レストランでは民族舞踊が見れた筈なのだが、フィリピン料理自体が
得たいが知れないため、むしろ、無難なイタリアンの方がまし(笑) 基本的に、
訳が分からない物は一切口にしない主義なので、グロい料理は無理です。

【フエンテ・オスメーニャ】
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最後は、滞在先であるセブ・シティー中心部のフエンテ・オスメーニャへと送って
もらい、本日のツアーは終了。 この付近は24時間の店が多く、夜中でも屋台で
バナナなどの果物が売られている。 朝の4時50分に宿を出発し、帰って来たのは、
午後9時。 2日目もこのまま、宿の2件隣にあるマッサージ屋で3時間の
フルコースを受けて、12時半に就寝しました。 因みに、翌日の出発も
午前5時丁度(笑)

【お勧めの一冊】


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