深圳市は香港北部の新界と接し、中国内に5つある経済特区のひとつに指定
されている。 上海、北京、広州と並び、中国の4大都市にも数えられており、
近郊を含む都市広域人口は1,447万人とも言われている。

深圳の特徴は、わずか40年足らずで急激に成長した移民都市であることが
あげられる。 元々は、宝安県という一集落に過ぎなかったものが、鄧小平の
改革開放路線により、外部より労働人口が流入して都市が形成され、
広東省でありながら広東語が使われる比率が極めて低い地域となっている。
香港では、主に繁体字の広東語が使用されているが、深圳では、簡体字の
北京語が主流となっている。

【深圳地下鉄路線図】
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清末になると南京条約や北京条約により、宝安県の一部であった香港島及び
九龍半島をイギリスが租借するようになり、宝安県が分割されると同時に、
境界付近の深圳墟という定期市が立ち並び、香港との国境の街として栄える
ようになった。 深圳墟は現在の深圳中心街の東門商業区にあたる。

イギリスの植民地、かつ自由貿易港である香港と隣接する地理的重要性から、
1979年3月宝安県を省轄市の深圳市に昇格させ、1980年には改革開放路線を
採用した鄧小平の指示により、深圳が経済特区に指定されると急速に発展した。
深圳が経済特区に指定された当初は、羅湖区、福田区、南山区、塩田区の4区のみが
経済特区であったが、2010年7月1日には、深圳市全域が経済特区に指定された。

【経済発展著しい深圳】
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深圳への行き方は、香港経由のMTR、あるいは、船で行くのが主流となっており、
香港一の繁華街である尖沙咀からMTRで40分ほどで行くことが出来る。
MTR終点駅の羅湖駅、または、落馬洲駅は、深圳に行く人以外はこれらの駅では
降りることが出来ない。 羅湖駅、または、落馬洲駅からは、徒歩で中国への
国境を渡り、そこで入国手続きをする。

香港と広東省は、同じ中国と言えども、言語、通貨共に別々となっているため、
香港では広東語、深圳では北京語を使うこととなる。 また、通貨は香港ドルと
中国人民元となっており、国境で両替が必要となるが、深圳でもある程度は
香港ドルも使うことが出来る。

元々物価の高い香港から深圳へ行くと、物価が非常に安く感じるが、深圳の物価は、
中国の中でも非常に高い。 概ね、東京と余り変わらないと考えて間違いない。
深圳は、ビジネス街としての発展は著しいが、観光には乏しい。 香港からは
日帰りでも行くことが出来るが、市域が非常に広いため、観光をするにしても、
丸1日は必要。 以前は治安が悪いと言われていた深圳だが、最近では、かなり
改善されており、それなりに気を付けていれば、さほど気にならないと言える
かも知れない。

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