アンゲラ・メルケル独首相は2017年5月28日、ドイツ南部ミュンヘンでの
選挙集会で、英国の欧州連合(EU)離脱やドナルド・トランプ米大統領の就任で
欧米の同盟関係に亀裂が走る中、欧州は『その運命を自ら握らねばならない』と
訴えた。

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『われわれが他国を完全に頼りに出来た時代は終わりつつある。 私はそれを
この数日間で経験した』。 聴衆に向けてこう述べたメルケル氏は、ドイツも欧州も
米英との友好関係維持に努める一方で、『自らの運命のため闘わなければならない』
と主張。 ドイツ政府はエマニュエル・マクロン仏新大統領との関係を強化する
必要があると続けた。

メルケル首相は、5月27日までイタリアで開催されていた先進7か国(G7)首脳会議
から帰国したばかり。 サミットでは温暖化対策の国際枠組み『パリ協定
(Paris Agreement)』をめぐり、米国とその他6か国の意見が対立し、合意に
至らなかった。

メルケル氏はこの『6対1』の議論の結果について『極めて不満とまでは言わないが、
極めて困難だった』と評しており、『欧州人は自らの運命を自分たちの手に握らねば
ならない。 自らの運命のために闘う必要があると知るべきだ』とまで踏み込んだ。

選挙集会ででビールを飲むメルケル独首相
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トランプ大統領は、サミットで温暖化対策の国際的な枠組み『パリ協定』について
他の6カ国と対立した他、自由貿易やNATOの費用負担、難民問題をめぐっても
欧州との摩擦が生まれている。 ドイツとアメリカの対立は深まっている。

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