19世紀の終わりまで、ドイツは、沢山の小さな国家の集まりだった。 しかし、
これらの国家は、団結して、より大きな集団を結成し、領邦国家となった。
その集団の中でも、最も強大だったのは、神聖ローマ帝国で、形を変えながら、
800年から1806年まで存続した。  元々、この地域では。ドイツ語を話す集団と
して、ある程度のまとまりは見せていたものの、それぞれの小国家にハッキリと
分かれていたため、それぞれの独自性は維持された。

その後、フランスのナポレン・ボナパルトによって、神聖ローマ帝国は解体
されたが、当時のドイツ北東部にあった強国、プロイセンによって、いくつかの
同盟と戦争を経て、他の国々をまとめ上げたため、初めてのドイツ民族による
統一国家が1971年に建国された。



19世紀の終わりになると、ドイツは、他のヨーロッパ諸国と争うように、
アフリカやアジアに植民地を建設した。 ヨーロッパの強国同士の対立は、
ついに、1914年~1918年の第一次世界大戦へと発展した。 ドイツとその
同盟国は、イギリス、フランス、アメリカとその連合国に惨敗した。

ドイツは、海外植民地を失い、自国の領土の一部を近隣諸国に割譲させられた。
戦争を引き起こした責任を取らされ、戦争中に破壊されたものを修復する費用
として、多額の賠償金を課せられた。

ドイツ国民の中には、ドイツを再び偉大な国家として蘇らせてくれる指導者を
待望する動きが現れた。 アドルフ・ヒトラーは、国家社会主義ドイツ労働党
(ナチス)という小さな政党の党首であったが、ドイツの苦境を連合国や
ヨーロッパのユダヤ人等のせいにして非難することで、国民の人気を集めた。
1933年、ヒトラーは、その人気を利用して、ドイツの首相となった。 そして、
間もなく、独裁政権を打ち立てた。

ヒトラーは、陸軍と海軍を増強し、ドイツが失った領土の一部を取り返した。
しかし、1939年9月にドイツがポーランドに侵攻すると、ヨーロッパの大国は、
ヒトラーの野望を止める決意をした。 こうして、第二次世界大戦が始まった。
ナチスは、強制収容所を建設し、ヨーロッパのユダヤ人や、ロマ人(ジプシー)
等の差別されて来た人々を大量に虐殺していた事実が明らかになった。

1945年、ドイツは、敗戦によって荒れ果て、東西に分断された。 西側諸国の
力を借りて、西ドイツは、ヨーロッパ一豊かな国へと復興した。 社会主義政権の
支配下にあった東ドイツは、遥かに立ち遅れた。

1989年に東ドイツの社会主義体制が崩壊すると、西ドイツは、長年の約束を
守って東ドイツを受け入れた。 これは、口で言うよりも遥かに困難な事業で
あった。 破綻した東ドイツ経済は、西ドイツの豊かな財政によっても殆ど解決
し切れない問題を抱えていた。 工場は、非効率的で、老朽化しているために、
労働者の安全が保障出来ず、閉鎖せざるを得ないところもあった。

ドイツ再統一後、ドイツ経済の勢いに陰りが見え始めた。 政府は、旧東ドイツの
近代化に毎年700億ドルを支出しなければならなかった。 しかし、2010年以降は、
力強い経済発展を遂げ、現在では、EUの中でも1人勝ちとも言える程の経済力を
誇っている。

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