フランス語は、ラテン語から形成された言語で、大部分の常用語は、撥音的に
2音節だが、音韻変化の過程で、ラテン語の音頭音節とアクセント音節のみが
残ったため、こうなったと言われている。 しかし、新しい概念を言い表す
ことが必要となる場合には、そのつど、ラテン語に適当な語を求め。、語尾だけを
フランス語風に単純化して、多音節語を作る。 こうした、2音節以下の短い
常用語と数音節からなる長めの専門用語という語彙の多様性が、フランス語に
豊かな表現力を与えている。

また、フランス語は美しい響きを持つ言葉としても有名。 その秘密は、単語
それ自体が固有のアクセントを持たない点に求められる。 フランス語は通常、
リズム・グループといって、意味的なまとまりを持った数語(通常5~6音節、
長くても8音節を超えない)を一息に発音するが、アクセントは、その最後の
音節に落ちる。 適度な単調さとそれを被るアクセントとの組み合わせが、
フランス語に落ち着きと絶妙のリズムを与えている。

eurolingual

更に、独特の響きを持つ母音の働きがある。 例えば、鼻母音は、母音の後に
鼻子音nが続く場合には、そのnを発音せずに、代わりに母音の呼気の一部を鼻腔に
送って発音する。 現在フランス語には[ɑ̃][ɔ̃][ɛ̃][œ̃]の4つの鼻母音がありますが、
それぞれの母音の鼻腔における共鳴音がnという子音に取って代わった訳で、
これが深くて柔らかい響きをフランス語に与えている。 また、脱落音の
eといって、アクセントを受けない位置にある母音はeは、多く無強勢音に弱まり、
かつ、リズム・グループの中では、消失する。 これもまた、フランス語に
軽やかな響きを与えることに大きく関わっている。



【フランス語の今】
グローバリゼーションの進行する現在、フランスにいやおうなく英語が押し寄せて
いる。 しかし、英語をフランス語に言い換え、自分達の言葉の純粋性を保とうと
する努力が官民を問わずに払われている。 ある統計によれば、高級紙
ル・モンドには、165語に1語の割合でしか外来語が混じっていない。 脱落性の
eが頻繁に省略されて、耳障りな子音の連続が増えたが、4つの鼻母音の区別が
あいまって、 [ɑ̃]と[ɔ̃]の中間の鼻母音ひとつで済まされる傾向が現れている。

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