アジアインフラ投資銀行とは、アジア向けの国際開発金融機関であり、中華人民
共和国が提唱し、主導する形で、2015年12月25日に発足し、2016年1月16日に
開業式典を行った。 日本は最終的に参加を見送ったが、イギリスは中国の
投資銀行に真っ先に参加表明し、フランスは中国への技術輸出に熱心に参加
している。 EU内でも、特に中国に対する中国への肩入れが凄いのがドイツで、
先日はメルケル首相自らが訪日し、日本もこの投資銀行に参加するよう働きかけた。
世界57か国が、中国主導のアジアインフラ投資銀行への参加を決めたが、その中
には、オーストラリア、イスラエル、韓国のような、伝統的親米国家、
同盟国もいた。

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一方のアジア開発銀行は、現在67か国が参加しており、アメリカと日本が
中心となって1966年に発足したもの。  中国主導のアジアインフラ投資銀行の
登場により、大打撃を受けたが、特に、アメリカにとって予想外だったのは、
イギリスとドイツをはじめとする、欧州の裏切りである。

まず、先頭を切ってアメリカを裏切ったのは、アメリカと特別な関係にある
はずのイギリスであり、そして、フランス、ドイツがこれに続いた。 特に
ドイツの裏切りは、アメリカにとっては、非常に深刻で、経済力で見ると、EUは、
世界の約23%のGDP比を占めており、アメリカのGDP比22%を若干上回っている。

EUは、現在28か国の加盟国がおり、アメリカよりも上で当然だという自負が
あるため、あえて、中国側に付いたとも言える。 ともあれ、ドイツを中心と
するEUのアジアインフラ投資銀行への参加は、アメリカにとってはかなり手痛い。
アメリカにとっては、世界の中心が、アメリカから中国へと移りつつある現実を
突き付けられた形となった。 

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ドイツがアメリカを裏切った理由としては、元々が嫌米国家であるため、好んで
中国側に付いたというよりも、アメリカを避けたと言った方が分かりやすいかも
知れない。

ドイツ語圏で『アメリカが好き』と言っている人間は、かなり稀だが、ドイツ人は、
非常に合理的であるため、中国がダメだと分かったら、今後バッサリ切り捨てる
ものと思われる。 ドイツ人も元々中国は余り好きではないが、とりあえず、
アメリカよりはましという程度の判断なのであろう。

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