英国はどの欧米諸国より、ロシアの富が社会の上流に浸透している。
ソビエト連邦の崩壊後に台頭したオリガルヒ(新興財閥)が
『ロンドン・グラード』に注ぎ込んできた金額を考えると、デビッド・
キャメロン首相率いる英政権は、ロシアの非道にどれほど怒りを
覚えようとも、オリガルヒを弾圧できないだろうという批判がある。

ロンドンの金融街シティは、ロシア人を締め出すべきではないというメモが
流出したことも、そうした批判の正当性を裏付けているように見える。
英国は、英国債に100万ポンド以上を投資している外国人に、3年間の
『投資家』ビザを発給している。 2年後にその国債を保有し続けていれば、
1000万ポンドで居住権を手に入れることもできる。

2008年第3四半期から2013年第3四半期までの間に、ロシア人には、この種の
ビザが433件発給されている。これはどの国より多く、近い数字は中国人の
419件のみだ。 英国には、オリガルヒの子弟向けに枠を用意した学校は、
ダリッジ・カレッジ以外にも何十校もある。

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独立学校協会(ISC)によれば、2013年に私立学校に在籍する非英国人の
生徒のうち、8.3%がロシア人だったという。 年間の学費にすると最大で
6,000万ポンドをロシア人が支払っている。 ロシア人の生徒数は、2009年
以降倍増した。

オリガルヒは、ロンドンのマンションやペントハウスを買いあさっている。
不動産会社のサビルズによると、チェルシーやウェストミンスターといった
『一等地』の購入者の4%がロシア人で、平均630万ポンドを投じているという。

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