オランダ語の人称代名詞の属格(所有格)と対格(目的格)は以下の通り


主格 属格 弱形 対格 弱形

1人称単数
 
ik mijnm'nmijme

2人称単数
 
jij jouwjejouje
u uw
u
3人称単数 hij zijnz'nhem'm
zij haard'rhaard'r
het zijn
het't

1人称複数
 
wij ons, onze
ons

2人称複数
 
jullie jullie
jullieje
u uw
u
3人称複数 zij zij z'nhenze
haar d'r hun
zij z'n hun

属格(所有格)

属格は、主に所有を表し、日本語では、『~の』にあたるもの。

1人称複数の属格には、ons と onze の2つの形がある。  どちらを用いるかは、次に
来る名詞の性と数によって決まる。 次に来る名詞が中性名詞単数の場合は、
ons を、それ以外の場合は、語尾に -e を付けた形の onze を用いる。 ons の
語尾に -e が付くので、スペリングの法則に従って、語末の s が z に変化して、onze と
なる。



対格(目的格)は、直接目的語としても、間接目的語としても使われる

Ik zie hem. 私は彼が見えます。
Ik geef hem een boek. 私は彼に本をあげます。 
Ik luister naar haar. 私は彼女の話を聞いています。
Ze geven ons een boek. 彼らは私達に本をくれます。
Ze luisteren naar ons. 彼らは私達の話を聞いています。

対格(目的格)の3人称単数代名詞 het と hem

オランダ語では、単数の『もの』を人称代名詞で指し示す時、それが、de 名詞なのか、
het 名詞であるかの区別をする必要性がある。 主格の3人称単数代名詞で、
hij と het を使い分けたように、目的格では、het と hem を使い分ける。 単数の
『もの』が de 名詞(通性)である場合には、hem を、het 名詞(中性)である場合には、
het を用いる。

de auto → Hij verkoopt hem. 彼はそれを売ります。
het huis → Hij verkoopt het. 彼はそれを売ります。

目的格3人称複数形代名詞 ze と hen(hun)

目的語の3人称複数形代名詞としては、ze と hen(hun) がある。 複数の『もの』
に対しては、両性、中性名詞共、常に ze を用いる。

de auto's → Hij verkoopt ze. 彼はそれらを売ります。
de huizen → Hij verkoopt ze. 彼はそれらを売ります。

また、『もの』同様に、『人』に対しても、ze を用います。

Daar zie ik Kees en Jan. あそこに Kees と Jan が見えます。
Daar zie ik ze. あそこに彼らが見えます。

尚、hen(hun)は、『人』を表す場合にのみ用いられる。 hen(hun)は、強調する場合、
あるいは、前置詞の目的語の場合に用いられる。 hen と hun の間には、意味的な
違いはないが、どちらかというと、前置詞の目的語としては、hen を用いる場合が
多い。

Ik geef de kinderen een cadeautje. 私は子供達にプレゼントをあげます。
Ik geef hen(hun) een cadeautje. 彼らに、私はプレゼントをあげます。
Ik geef het cadeautje aan hen. 私は、そのプレゼントを彼らにあげます。
Ik geef ze een cadeautje. 私は彼らにプレゼントをあげます。

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