ブログネタ
被災地通信 に参加中!

宮城県石巻市にある小高い日和山。 ここから見える場所だけで、約3,000名が
津波の犠牲となった。 この地に、約1,200軒もあった家は、ほぼ全て津波で
流された。 鉄筋コンクリート建てであった、市民病院や石巻文化センターも
全て取り壊されてなくなった。



石巻は、津波災害後に、流出した重油により、海が燃えたため、この辺り周辺
では、大規模火災が起きて、数日間燃え続けた。 被災直後に、この場所に
『探しています』と貼り出されていたのは、物ではなく人であった。 東日本
大震災で最も酷い被災地をひとつだけ挙げるとすれば、この石巻の門脇地区周辺。

日和山は、約50メートルほどの標高であるため、この地域周辺を見渡すことが
出来るが、それと同時に、被災状況も目の当たりにすることとなる。 遠くには、
牡鹿半島も望むことが出来るため、石巻随一の観光スポットであったが、今では、
その観光客もまばらで、時折、津波災害の被災現場を見に来る人たちばかり。 

【日和山からの景色】
IMG_1140
IMG_1142
IMG_1147
IMG_1150
IMG_1151
IMG_1158

以下の画像は、被災前と被災後の石巻の比較画像。 被災前の石巻の画像は、
ウェブ上にもYoutubeにも殆ど残ってはいない。 この画像で比較すると、河口
付近が津波で何もなくなったのが、良く分かる。 このような被災前の画像は、
非常に貴重であるため、なかなか見ることが出来ないのだが、『がんばろう!石巻』
の看板のすぐ隣に新しく出来た、『震災伝承』つなぐ館では、被災時の様々な
資料が展示してあり、係員が常駐しているため、更に詳しい話を聞くことも出来る。

【被災前後の石巻】
IMG_1196
IMG_1197
IMG_1198
IMG_1200
IMG_1201
IMG_1199

石巻は、仙台藩唯一の港町として栄え、港湾設備の規模では、東洋一とも言われて
いるのだが、その施設の活用は、まだまだで、災害復興だけではなく、この先を
見据えての都市計画も非常に重要となって来る。 現在、北上川の河口付近には、
新たな橋が2本建設中であり、街の再開発が進んではいるものの、まだ目に見える
変化は特にない。

新たに建設された防波堤により、海岸沿いでは、海が全く見えなくなったが、その
ようなハード面ばかりに頼るのではなく、防災意識を更に高めて、様々な自然災害
にも打ち勝てる強い街づくりが今後必要になるであろう。 

日和幼稚園
IMG_0943
IMG_0944
IMG_0946
IMG_0953
IMG_0955
IMG_0958

日和幼稚園』ご遺族で、語り部をされている佐藤さんに、送迎バスの資料を
見せて頂いた。 これが、日和幼稚園の送迎バスの最後の姿。 1枚目の写真で
見ると分かるのだが、家屋の屋根が上から覆い被さっていたため、バスが瓦礫で
見えなかったそうです。
 
現在、この場所は、道路工事の工事現場となってしまっている。 
『頑張ろう!石巻』の看板の斜め向かいの場所なのだが、日和山のすぐ麓で、
助けられたのではないかと何度も思ってしまった。 日和幼稚園の裁判は、
既に園側とは和解しているのだが、その後、園長とは全く連絡が付かず、未だ
謝罪すらしていない状況となっている。

IMG_1203

がんばろう!石巻の看板も、この道路工事により、裏側からしか入れなく
なった。 がんばろう!石巻の看板の下には、『復興するぞ!』と書かれている。
この周辺にあった住宅街の面影は、今では全くなく、荒涼とした景色ばかりが
続く。

 

【新蛇田周辺】
IMG_1068
IMG_1073
IMG_1074
IMG_1075
IMG_1124
IMG_1128

新しく街開きをした新蛇田地区。 街開きとは『集団移転先』という意味。
沿岸部の人達は、今後順次この場所へと移り住む事となるのだが、これで
街開きをした言われても、一切何もない。 遠くに見えているのが、災害復興住宅。
来年の3月に石巻めぐみ野駅が開業するため、駅が出来れば、多少なりとも活気が
出るのかも知れないが、山側へ移転した仙石線の野蒜駅を見ても、期待は出来ない
であろう。 この場所は、東松島市との境界線上にあるため、石巻西高校の
高校生も利用する駅となる。 最後の2枚の画像は、先日X JAPANがライブを
行った『石巻ブルーレジスタンス』。

石ノ森萬画館

IMG_1227
IMG_1223
IMG_1222
IMG_1221
IMG_1220
IMG_1195

石巻編の最後は、『石ノ森萬画館』。 この漫画館自体も、川の中州にあるため、
一時完全に孤立して、避難者が生活を共にしていた場所。 今では、すっかり
リニューアルされて、その面影すらないが、こういう記憶は、大事にしたいところ。

漫画館の前に建っているシージェッター海斗像は、津波で流され、後日瓦礫の
中から発見されたのだが、破損度合いが酷過ぎて、東京の制作会社からキカイダー
01の像共々石巻市に贈られたもの。 ご当地ヒーローで街興しをしている街は
多々あるが、その先駆けが、石巻となっている。



【お勧めの一冊】


>>トップページに戻る



クリックをお願いします☆
にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村