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毎年7月31日と8月1日に開催されている『石巻川開き祭り』は、北上川の流れを変えて、
石巻に港を開いた川村孫兵衛を称えるお祭り。 東日本大震災で、被災するまでは、
川に灯籠を流す灯篭流しはなかった。

宮城県内の河川は、沼地を開拓して、水田を開墾するために、江戸時代にその
流れを変えたものばかりであるため、天然の河川は殆どない。 河川の流れを
変える事によって、仙台藩は、その石高を元の約4倍まで引き上げたため、実際の
仙台藩の石高は、約250万石とも言われており、伊達家は、最終的には、徳川宗家に
次ぐ第二勢力にまでのし上がった。



その中心地が、この石巻で、江戸時代までは、仙台藩唯一の港街として、体外的な貿易を
一手に引き受けていたため、仙台よりも石巻の方が新しい物が入って来るスピードが早く、
石巻の方が発展していると言われたほど。 その後、戊辰戦争に敗北し、明治政府の
愚策により、幹線鉄道からは完全に外されてしまったため、現在に至るまで、石巻が
発展する事はなかった。

 

石巻川開きは、元々は、8月1日と2日に開催されていたが、恐らく、古川祭と1日被るため、
日程が変更され、例年固定開催となっている。 被災直後は、東京ディズニーランドからも
ミッキーとミニーマウスが来石して、話題になったが、最近は、被災の風化が進んだため、
若干注目度が落ちている。



マンガで街興しをしている町らしく、お祭りの期間中は、コスプレーヤーも登場するが、
航空自衛隊アクロバット飛行隊の本拠地らしく、ブルーインパルスが展示飛行を行う
という地方のお祭りとしては、かなり珍しい出し物もあるが、東北最大級とも言われて
いた、花火大会が、予算不足のために、規模を縮小して開催しているため、真の意味
での復興はまだまだ遠いと言えるのかも知れない。

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