地方の疲弊が叫ばれて久しいが、最近では、首都圏や都会に出てもまともな
仕事がないのが当たり前。 この数年間、首都圏では、地方を切捨てて何とか
生き延びて来たものの、IT化の波に飲み込まれて、人件費の高い首都圏は、
むしろ敬遠されるようになった。

現在では、海外とのやり取りもSkypeやメールで気軽、かつ、無料で出来るように
なったため、わざわざ東京に本社機能を置く必要性がない。 大企業の場合は、
何とか体裁を保つために、名目上の本社だけを都内に残し、実際の企業の本拠地は、
人件費の安い地方か海外に置いている場合が殆ど。 では、その本社内に居る人
たちは、どのような人たちなのかと言うと、選りすぐられたエリートばかりかと
思いきや、50歳前後の窓際族ばかり。 残りの社員はと言うと、全て非正規の
派遣社員。

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大手企業に限って、絶対に正社員を採用しない事で有名だが、求人広告だけは、
常に掲載しているため、同じ企業ばかりが長年に渡り同じ内容の求人を出しており、
実際の有効求人倍率は、かなり低いのが実情。 交通費やボーナス等を支給しなく
ても良い非正規社員ばかりを雇い、その浮いた人件費は、全て役員や今となっては
数少なくなった正社員で山分け。 よって、一部の正社員の間では、空前の
『好景気』が続いている。 それでも残ったお金は、内部留保へと回され、企業の
海外進出を加速させているため、日本国内にはお金が落ちないシステムが既に
構築されている。

更に、経団連に至っては、『政治献金』を堂々と口にして憚らない。 大企業
ばかりが優遇されて、実際に日本経済を支えている筈の中小企業は逆に切捨て
られており、唯一好調を維持していた筈の外食産業も、昨今ではブラック企業化が
激しく、この国で右肩上がりを維持するためには、人件費を削り、洗脳教育を施して
その上に君臨するしかない事を如実に表している。

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そもそも、企業が政府の上に立っている事自体、異常な事であり、国が企業に
よって買収されている事を示している。 利益の分配方法も、歪な構図がますます
酷くなって来ているため、貧富の差が更に広がる状況となっているが、そのような
政治的な話題を口に出すことすら良しとされないこの国では、民意による政府への
けん制もままならない。

明治時代には『財閥解体』を行い、利益の不均衡を是正した筈だが、お金儲けの
ためには、いかなる手段を用いても構わないという構図は、その当時から変わっては
いないため、『越後屋お主も悪よのう』の時代から、進歩は見られず、元の木阿弥。

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社会批判をする事は、欧米では、大人のたしなみとされているが、日本の場合は、
批判をするだけの知識がないため、国民は批判すら出来ずに政府による生殺しの
状態が続いている。

年に数回発表される完全失業率も、全くのデタラメな数値で、ハローワークに登録を
していない人の場合は、その数にカウントされないため、長年の求職活動に疲れ
果てて仕事探しを諦めた人たちはカウントされず、本当に生活に困っている人たちに
対しては、まともな生活保障も与えようとはしていないため、自殺者が常に
絶えない。

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まともな政治家以前に、まともな大人が少なくなると、このような社会になって
しまうと言う現実を素直に認めて、国民による政府への監視を更に強めなければ、
この国の危機的状況は改善されず、全て政府の思うまま。

【お勧めの一冊】


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