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2014年3月1日に東京⇔仙台間が全線開業を果たす、常磐自動車道。 『東北の復興の
起爆剤にしたい』と、安倍晋三首相が全線開通を急がせた、『復興の目玉』。 但し、
東北でこの高速道路の開業を望む人間は、皆無に等しい。 高速道路は無料で通行
出来る福島県民とな異なり、宮城県民の場合は、たとえ被災者であっても、高速道路の
通行は全て有料であるのと、そもそも、宮城県側から福島県に行く人間がかなり少ない。

この周辺は、福島県と言えども、郡山や福島市よりも、仙台との繋がりの方が強い場所で
あるため、高速道路が開業すると、どうなるかと言うと、ストロー現象により、仙台へと
人口が吸い寄せられる可能性が非常に高い地域。 よって、『地元へ帰還したい』と言う
地元の人たちの願いとは裏腹に、その真逆となる可能性を秘めている。
 
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今のところ、高速バスは、新規開業区間の常磐自動車道を通らない予定だとか。
仙台⇔いわき間の高速バスも、今まで通り、遠回りの郡山経由のまま。 常磐道は、
福島第一原発から、約6キロ程度の場所を通過するが、その際の空間線量は、
5マイクロ超。 通常のガイガーカウンターであれば、1マイクロを超えた時点で、危険を
知らせるための警告音が鳴るが、空間線量を5マイクロと想定して、その年間被曝量を
計算すると、43.8マイクロシーベルトとなる。 国際基準では、年間1マイクロを超えると、
希望すれば、他の場所へ移住する事が出来、2マイクロを超える場合は、強制移住の
対象となる。 日本の場合は、原発事故後に、国際基準を完全に無視し、年間被曝量で
20マイクロシーベルトまでは大丈夫という事になったが、この支離滅裂な計算方法で
考えても、年間43.8マイクロシーベルトの位置に高速道路を建設する事自体、正気の
沙汰とは思えない。

『東北復興』ですら、原発輸出用のプロパガンダとして使用する日本政府は、一体誰の
ために存在しているのでしょうか。 帰宅困難区域を貫く高速道路開業の真の意味は、
何なのでしょうか。 そもそも、お金を出してまで、わざわざ被曝をする意味が理解出来ず。
しかも、事故を起こした原発から、20キロ圏内に、パーキングサービスエリアまで建設中。

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