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ロシア語の命とも言うべき、イントネーションには、全部で5つの形があります。 この
イントネーションを上手く発音しないと、ロシア語に聞こえませんので、初期の段階で、
このイントネーションを全てマスターする事をお勧めします。 後から、このイントネーション
だけを直そうと思っても、後の祭りで、実は、全くイントネーションを学んでいないという
日本人学習者が多いのが実情です。 日本語のイントネーションは、高低アクセントで
あるため、無意味な場所でイントネーションだけを上げたり下げたりすると、ロシア語では
通じなくなりますので、注意が必要です。



このイントネーションの形は、図だけで説明をするのにも限界があり、あくまでも、音で
あるため、理解し辛く、今回のイントネーションの説明は、代表的なものの紹介だけで、
簡単に済ませておきますので、実際のロシア語の音を聞いて、自分で耳慣らしをして
おいて下さい。

イントネーションの形 その①
平常文のイントネーション。 文の完結、意味の完結を表し、このため、語尾が下がる。

イントネーションの形 その②
疑問詞のある疑問文のイントネーション。 疑問詞の部分が上がり、語尾は下がる。

イントネーションの形 その③
疑問詞のない疑問文のイントネーション。 質問してい語のアクセントの部分が上がる。

イントネーションの形 その④
「では~は?」という質問の際に用いるイントネーション。 低く始まり、文末で声が高まる。

イントネーションの形 その⑤
感嘆文のイントネーション。 文中の感嘆すべき語のアクセントのある母音が高く、長めに
発音され、その後、高めの恩寵が続き、文の最後の単語で音調が低くなる。

尚、ロシア語のイントネーションは、英語とは異なり、疑問文だからと言って、語尾が上がる
訳ではありません。 聞きたい内容のイントネーションがある部分から上がるのが特徴で、
肯定文と疑問文で語順が同じであるため、この違いは、イントネーションだけで判断する
事になります。 また、同じ文章でも、聞きたい内容次第では、複数の日本語対訳が考え
られますので、注意が必要です。

例: Вы говорите по-русски?

通常、この文章は、『あなたは、ロシア語を話せますか?』と訳しますが、その
イントネーションを変える事により、更に、2つの訳し分けが必要です。  尚、先に挙げた
内容を聞きたい場合は、2番目の『говорите』が上がり、語尾が下がります。 よって、
あくまでも、話せるかどうかが問題となります。

次に、『Вы』を上げた場合の意味は、『あなたがロシア語を話す人ですか?』 となり、誰が
話せるのかが問題となります。

『по-русски?』を上げた場合は、『あなたが喋るのは、ロシア語ですか?』となり、何語かが
問題となります。

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