宮城県女川町は、住民の10人に1人以上が、津波災害で死亡した、東日本大震災
最大の被災地であるが、その女川には、津波で横倒しとなった構造物が3つあった。

ここから、直線距離で、約7.5キロの場所に、『東北電力女川原発』があるため、
全国ニュースで、女川の被災状況等は、ほとんど取り上げられなかったのだが、
津波の威力で、構造物自体が横倒しとなったのは、東日本大震災における
津波被災地の中でも、ここ女川のみであった。

20141216007je

女川の中心部に無残な姿のままで取り残されていた『江島共済会館』、
元々は、薬局であった『女川サプリメント』、『旧女川交番』と共に、
震災遺構化が検討されたが、老朽化が激しく、保存が難しい事などから、
町が解体を決定し、2014年12月15日に、解体工事が始まった。

002

女川の町を襲った、津波の脅威を伝える象徴として、全国から注目を集めた
鉄骨4階の建物は、2015年1月下旬で姿を消した。 午前9時過ぎ、町から
委託を受けた地元の建設業者がショベルカーなど重機2台で作業を開始。
放水で粉じんの飛散を防ぎながら、天井部分の鉄骨を切断したり、床板を
はがしたりした。

離島・江島の島民宿泊施設だった共済会館は1970年代後半の建設とみられ、
津波で十数メートル流された。 現在、共済会館があった場所は、復興事業で
10メートルほどかさ上げされた。 女川町は、旧女川交番のみを保存する方針。

003

>>トップページに戻る





クリックをお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ 通訳・翻訳(英語以外)へ
にほんブログ村