『ご都合主義』とは、言動や主張に一貫性がなく、その時々の『ご都合』、いわゆる、
その場の状況や雰囲気に流されて行動する様のこと。 英語では、『opportunism』、
また、類義語には、『日和見主義』がある。 単純に、自分に都合の良いようにしか
行動しない人を指す事もある。 最近では、この後者の意味で使用する事が殆どで、
何でも、『後付け』で済まされるため、特に何も考えていない人間には、それこそ、『
ご都合』の良いものとなっているものの、計画性や先見性がある人間の場合は、一々
これに振り回されてしまうため、全く持って、迷惑な代物となっている。 但し、日本人の
場合は、この『ご都合主義』が、ほぼ、国民病と言えるほど、蔓延しており、自由がない
代わりに、責任もないため、『アダルト チルドレン』の巣窟と化している現状となっては、
既に、常識の一部と言っても間違いではない、社会的な風習。

自分の『都合』が、世間の常識となるため、相手の立場は、一切関係がなく、全く何の
気兼ねもなく、『加害者』と『被害者』の間を行ったり来たり出来るため、守るにも容易く、
攻撃するのにも打って付け。 自分の都合の悪い事は、守りに入り、相手の弱みを
握った際には、ここぞとばかりに、攻撃に転じる。 自分がやった『業』に対しては、
何らかの報いがあるとする、『因果応報』などとは、全く無縁の、『やりたい放題』が
現実化したもの。 昔は、弱者が、身を守るために、必然的に行った行為だったが、
今となっては、強者の方が、この『ご都合主義』を連発するため、誰もそれを否定すら
出来なくなった。 『譲り合い』などというものとも、全く無縁で、定見を持たず、その時、
その場の都合や成り行きで、どのようにでも態度を変えること。
2014henpin_1
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