国鉄時代からの悲願であった、北海道新幹線のレール締結式が2014年11月1日に
木古内駅で無事執り行われた。 これで、鹿児島中央駅から新函館北斗駅までが、
一本の新幹線で繋がった・・・と言いたいところだが、実際は、東京駅でのさまざまな
障害により、九州⇔山陽⇔東海道と東北⇔北海道新幹線を繋ぐ直通運転は、 
かなり難しい状況となっている。

東京駅を挟んだ、東海道~東北の両新幹線は、東海道が交流2万5千ボルト60Hz、
東北が交流2万5千ボルト50Hzの電気を使用し、また、東海道は『ATC-NS』、
東北は『DS-ATC』という信号システムを使用するなど、様々な違いがあるため、
単純にレールを接続しただけで直通運転は出来ない。 但し、この問題は、技術的には、
さほど難しくはないとされている。

JRが、この区間において、直通運転を実現させなかった理由としては、九州から
北海道までの余りにも長大な区間の直通運転をしてしまうと、ダイヤの乱れが頻発
するからだと言われており、実際のところ、寝台設備を備えた新幹線用の車両まで
開発されたそうだが、その車両が日の目を見る日は、恐らくないのかも知れない。

鹿児島中央駅から新函館北斗駅まで、時速260キロでの寝台列車の旅は、
見果てぬ夢なのか? それよりも先に、飛行機に本格的な寝台設備が取り付けられる
日がやって来るのか?
20141101_tokyo1
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