本日のお題は、『市町村合併』

我が宮城県美里町は、当時の宮城県知事の掛け声の下、平成の大合併により、
強引に誕生した町。 当初は、遠田郡全ての町である、涌谷町、小牛田町、田尻町、
南郷町全てと、すぐ隣の旧志田郡全ての町である、鹿島台町、松山町、三本木町との
合併を目指しましたが、旧志田郡全ての町が、大崎地区の中心地である、古川市との
合併を選択。 同じ遠田郡内の田尻町も古川市との合併を選択し、その後、
古川市は、意味不明な『大崎市』という名前になりました。

最後に残った、涌谷町、小牛田町、南郷町との3町合併で、『遠田市』という市の
名称まで決定していたものの、町の中心地をどこに置くかで、涌谷と小牛田が
激しく対立した結果、その戦いに敗れた涌谷が合併協議からギリギリのところで
離脱しました。

結果として、仕方なく残りの2町だけ合併をする事になりましたが、この時点で、
合併後の人口が28,000人余りしか居なかったため、市に昇格をするための条件である
『人口3万人』を割り込んでしまい、市ではなく、町のまま留まる事になりました。

合併後の名前を大々的に募集した結果、何故か非常に意味不明な『美里町』と
なりました。 よって、地元では、今でも『美里』とは誰も言いません。 取って
付けたような無理やり感満載の町の形。 そもそも、美里って何だよ?と言いたく
なるような変な名前。 小牛田町と南郷町が合併すると、何がどうなって
美里町になるのかが疑問。 元々、5年以内に大崎市と合併をする計画であった
ため、誰も町の名前なんて気にも止めていなかったのだが、8年以上も経過した
今でも、そのままの状態。

町の中心部である、小牛田への一極集中は、ますます増すばかり。 市町村合併で、
良くなった点は、1つもなく、むしろ、悪くなる一方。 南郷地区は、元々、
涌谷警察署管内であったため、運転免許を取る際には、すぐ隣の石巻運転免許
センターへ行っていたのだが、市町村合併後は、100%古川管内である小牛田の
お陰で、非常に遠い古川運転免許センターへと管轄が移されました。 市町村
合併前までは、石巻運転免許センターまでは、車で20分程度で行けたところを、
古川運転免許センターの場合は、45分程度も掛かるため、非常不便。 ハッキリ
言って、倍以上遠くなりました。

美里町は、水道料金が日本国内でも12を争うぐらい高いのですが、それは、
合併後に、公共料金全てを高い方に合わせたため。 元々、南郷地区は、
江戸時代にも領土問題で争いになった場所なので、領土問題でもかなりの
デリケートゾーン。 石巻、仙台、古川、矢本を都合良くつまみ食い程度に
完全に使い分けているため、車で15分も掛かる小牛田へは、基本的に行きません。
バス路線も、市町村合併前までは、涌谷が終点だったのにも関わらず、合併後は、
全て小牛田が終点に。 買い物の多くを涌谷でしているこちらと致しましては、
不便極まりなし。 美里町民バスは、どこまで乗っても100円という超破格値
だったのだが、遠い古川駅まで1時間半を掛けて、100円で行けますと言われても、
普通に車で行けば、25分で到達出来ます。

むしろ、買い物の殆どを石巻でしている南郷地区の場合は、石巻へのバスが
あった方が便利で近い。 住民の意思を完全に無視して、市町村合併をすると、
こんな大失敗を仕出かすと言う見本のような町が、宮城県美里町。 ここが
自分の地元ですと言われても、一切そんな実感すら沸かない名前となってしまい
ました。 すぐ隣の大崎市と合併をすれば、宮城県第二の都市に成り上がれるため、
早めの合併を強くお勧め致します。

misato01
04505

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