日本の大学の教育レベルは、海外と比較すると、中学生レベルで、大学生の
会話からも、それが見て取れる。 やる気のない学生にとっては、楽園のような
遊び場だが、やる気のある学生にとっては、単なる地獄。

日本の大学教育のダメなところは、実践とは一切関係のない自己満な授業ばかり
しているところ。 よって、社会に出てからは、その知識が一切役には立たない。
これは、大学教授自体に、社会経験がないところから来ており、大学の教授は、
最低でも、10年以上の社会経験を積んでからなるべき。

大学教育のレベルを上げない限り、この国の教育水準は上がりらない。 元々、
暗記問題ばかりで、その応用は一切問われないため、一夜漬けだけでどうにでも
出来るのが、日本の試験の悪いところ。

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出典:大学で簿記3級を教える事は正しい
■中学校の勉強をやり直す大学生が多数。
 
3年も前になるが、日本橋学館という大学の授業内容が中学校レベルだと
話題になったことがある。句読点の使い方や分数・少数の計算を教えて
いたからだ。あまりにもレベルが低すぎる、大学生に教えることじゃない、
と徹底的に非難(バカに)された。しかし学長はそれに対して「学力が不足
する学生に補修を徹底して行う事が本学の特色だ」と反論した。

加えて、公表されていないだけでそういった補習授業は難関校も含めた
ほとんどの大学で行われているという。

現在の大学進学率は日本全体でおおよそ50%程度だ。これは近年急激に
上昇した。 70年代からバブル期の90年頃まで20%台半ばを推移していた
のだから、20年で30%も上昇したことになる。現在40歳~60歳位の人が
大学に通っていた頃、大学は明らかに「頭の良い人」が通う場所だった。
もっと上の世代では「エリート」が通う場所だったと言っても過言では
無いだろう。

それに対して現在は全国平均で半数以上、東京に限って言えば65%と
なっている。これは頭が良い・悪いと関係なく、就職をする、目的意識を
持って専門学校に行く、経済的に大学に行けない、といった人を除けば
ほとんどのワカモノが大学に入っていると言える。進学率が1割とか2割の
時代と全く違うということだ。つまり「大学生」というくくりは「ワカモノ」という
くくりと同じ位にほとんど意味が無いものとなっている。

したがって先ほどの反論は一部の人には当てはまるけど、当てはまらない人も
沢山居る、ということになる。 小学校の掛け算九九でつまずいて、大学に
入ってから中学校の勉強内容をやり直している人に、シェイクスピアの
機微を英語で理解するとか、経営学でポーターのファイブフォースが
ウンヌンといった授業をする事がどれだけ無理のある話かは言うまでも
ないだろう。
【お勧めの一冊】


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