「クロッカス」銃撃のテロリスト全員を逮捕
ロシア保安庁長官はプーチン氏に、モスクワ「クロッカス・シティ・ホール」
での銃撃テロへ直接関与した4人のテロリストを含む11人の逮捕を報告した。
露大統領府が発表。 クレムリンは、テロを幇助した根源の特定作業が進められて
いることを明らかにした。 今回の銃撃テロの死者数は143人に増えた。
での銃撃テロへ直接関与した4人のテロリストを含む11人の逮捕を報告した。
露大統領府が発表。 クレムリンは、テロを幇助した根源の特定作業が進められて
いることを明らかにした。 今回の銃撃テロの死者数は143人に増えた。
ロシア捜査委員会は、現在の捜査段階では、銃撃テロの犠牲者の死因は銃器に
よる損傷と燃焼による中毒とみられると発表した。 テロが行われたクロッカス・
ホールの現段階での現場検証の結果、テロリストらは襲撃に機関銃を用いていた。
機関銃は現場に残されていた弾薬とともに捜査委員会に押収された。
モスクワ郊外コンサートホールを襲撃したテロリストら
拘束の詳細 露連邦保安庁
よる損傷と燃焼による中毒とみられると発表した。 テロが行われたクロッカス・
ホールの現段階での現場検証の結果、テロリストらは襲撃に機関銃を用いていた。
機関銃は現場に残されていた弾薬とともに捜査委員会に押収された。
モスクワ郊外コンサートホールを襲撃したテロリストら
拘束の詳細 露連邦保安庁
ブリャンスク州でテロリスト4人が時間差で拘束された。「クロッカス」での
テロ後、犯人らは車で逃走しようとし、ロシアとウクライナの国境の方向へ
向かった。 テロ実行後、犯罪者らはロシアとウクライナの国境を越える
つもりであったと言う。 彼らはウクライナ側のしかるべき連絡先を持っていた。
ブリャンスク州で拘束されたテロの容疑者らは現在、モスクワへ移送されている。
テロ後、犯人らは車で逃走しようとし、ロシアとウクライナの国境の方向へ
向かった。 テロ実行後、犯罪者らはロシアとウクライナの国境を越える
つもりであったと言う。 彼らはウクライナ側のしかるべき連絡先を持っていた。
ブリャンスク州で拘束されたテロの容疑者らは現在、モスクワへ移送されている。
【クロッカスのテロリスト①】
ダレルジョン・ミルゾエフ
年齢 32歳
国籍 タジキスタン
家族▪既婚、4人の子の父親
特記事項 ロシア語会話不可
●ロシア語での会話不可
【クロッカスのテロリスト②】
サイダクラミ・ラチャバリゾダ
年齢 30歳
国籍 タジキスタン
家族▪既婚 子ども1人
●ロシア語会話不可
●コンサートホールと廊下で伏せていた人々を至近距離からオート銃で射殺など
ファリドゥニ・シャムシディニン
年齢 25歳
国籍 タジキスタン
家族▪既婚 生後8ヶ月の子の父親
●50万ルーブルで請け負ったことを自白
●クロッカスホールで銃を乱射、職員、観客を大量殺戮など
ファイゾフ・ムハンマドソビル
年齢 19歳
国籍 タジキスタン
家族 独身
●ロシア語会話不可
●テロ犯罪をビデオ撮影しネットに投稿
●逃走時に車を運転。8歳の子どもを意図的にはねるなど「テロと国籍は関係ない」 タジク系歌手訴え
民族憎悪に懸念
モスクワ郊外で3月22日夜に起きた銃乱射テロで、実行犯とされる中央アジア・
タジキスタン国籍の容疑者4人が拘束されたのを受け、ロシアのタジク人社会に
衝撃が走っている。 民族憎悪の標的となる懸念があるため、タジク系の人気歌手は
「犯人と国籍は無関係だ」と声を上げた。
タジキスタン国籍の容疑者4人が拘束されたのを受け、ロシアのタジク人社会に
衝撃が走っている。 民族憎悪の標的となる懸念があるため、タジク系の人気歌手は
「犯人と国籍は無関係だ」と声を上げた。
歌手はマニージャさん(32)。 母国の首都ドゥシャンベで生まれ、タジク内戦中に
家族でモスクワへ移住。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使に選ばれ、
2021年の欧州音楽祭ユーロビジョンのロシア代表も務めた。
中央アジアなど旧ソ連構成国出身の労働移民は、ロシア経済の重要な担い手。
だが、極右のヘイトクライム(憎悪犯罪)の標的になることも珍しくない。
報道によると、タクシー運転手が予約を受ける際に「タジク人ならキャンセル」と
告げられるケースが多発。 移民団体は「夜間外出自粛」を呼び掛けた。
家族でモスクワへ移住。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使に選ばれ、
2021年の欧州音楽祭ユーロビジョンのロシア代表も務めた。
中央アジアなど旧ソ連構成国出身の労働移民は、ロシア経済の重要な担い手。
だが、極右のヘイトクライム(憎悪犯罪)の標的になることも珍しくない。
報道によると、タクシー運転手が予約を受ける際に「タジク人ならキャンセル」と
告げられるケースが多発。 移民団体は「夜間外出自粛」を呼び掛けた。
マニージャさんは26日、約60万人のフォロワーを持つインスタグラムに動画を
投稿。 母国に残って14年前に亡くなった最愛の祖母を追慕し、他人のものは
決して奪わないのがタジク人の教えだと強調した。
投稿。 母国に残って14年前に亡くなった最愛の祖母を追慕し、他人のものは
決して奪わないのがタジク人の教えだと強調した。